【マギ】異世界冒険譚【トリップ】 (ページ35)

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第三十三夜ページ35

アマディアside.

複数の氷がウーゴくんに刺さると、ウーゴくんは動かなくなってしまった。

アラジンくんはウーゴくんによじ登ると、笛から魔力を送り始めた。

アマディア｢あ、動いた。｣

ウーゴくんは刺さった氷を弾き返した。

でも、ジュダルくんの氷が効いたようで氷が刺さっていたところからは魔力が溢れ出ていた。

アラジンくんは、ジュダルくんに問う。

アラ｢なぜなんだ!なぜ君は僕たちにこんなことをするんだい!?｣

ジュ｢あ?なんで･･･だと･･･?｣

ジュ｢そういや･･･なんで戦ってんだっけ?忘れちまった!｣

ジュダルくんは悪びれた様子もなく、純粋にそう言った。

そんなジュダルくんを周りの人は絶望したような、驚いたような顔をして見つめていた。

ジュ｢まぁ、いいじゃねーか!｣

ジュ｢遊ぼうぜチビ!お前も“マギ”ならわかるだろ?｣

アラ｢･･･!?｣

ジュ｢俺は力が余って余って余ってしょーがねーんだよ。おかげで何やっててもクソつまんねーーーーしよ、｣

ジュ｢でも･･････、今日はちょっとだけ楽しいぜ。だからもっともっと俺と遊べよ、チビの“マギ”!!｣

ジュダルくんが喋ってる様子を眺めながら、シスルが僕に話しかけてきた。

シスル｢戦っている時の貴方にそっくりですね。｣

アマディア｢･･･僕、あんなに野蛮じゃないもん!!｣

シスル｢もんとか言うなきもい。｣

･･･シスル絶対殺す。