【マギ】異世界冒険譚【トリップ】 (ページ34)

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第三十二夜ページ34

シスルside

氷魔法と浮遊魔法…同時に使えるのは少々珍しいですね。

覚えたら出来るのでしょうけど…

ジュダル「へっへーん！どーだコレ！スッゲーだろシンドバッド！覚えるのに苦労したんだぜ！さすがに長距離飛ぶのは厳しいんだけどな。」

ジュダル君は大きな氷を少しづつ剥がしていき、細い氷の槍にした。

ジュダル「くらえ！【降り注ぐ氷槍(サルグ･アルサーロス)】！！」

バババッ！と、氷槍が下にいる皆に降り注ぎ突き刺さる。

突き刺さった氷槍は、刺さった所から凍っていく。

アラジン君とウーゴ君に向けられた氷槍はウーゴ君が腕で薙ぎ払う。

ジュダル「へぇやるじゃん！！でもまだ槍はたくさんあるんだぜ！！」

大きな氷からさらに槍を増やすと、ウーゴ君に向けて放つ。

アラジン「ウーゴくん！！」

ウーゴ君は向けられた槍を後ろや横に移動してよけ、槍が来なくなった瞬間に飛び上がりジュダル君を下に叩きつける。

ジュダル君はウーゴ君が触れる前に薄い黄色の膜…？バリアを張って身を守る。

物理攻撃を緩和するものなのでしょうかね…？

風圧がやば…叩きつけられたジュダル君は起き上がって言う。

ジュダル「ははっ！強ぇじゃんそいつ…でも、これで勝った気になんかなってねーよな！？俺の氷はまだ残ってるんだぜ。」

ハッとするアラジン君だけれど、もう遅いですね。

大きな氷が複数にわかれてウーゴ君に突き刺さる。

ウーゴ君はアラジン君を守ろうとしている…

というか…このジン、アラジン君が動かしてる訳では無いのですね。

だって、ウーゴ君自身に意志を感じますからね。