第二十九夜 ページ31
アマディアside.
アマディア｢あーあ。やっちゃったねぇ。｣
ジュダルくんの拳がアラジンくんの顔に命中する。
アラジンくんは衝撃に耐えられなかったのか、よろけて地面に座り込んだ。
座り込んだアラジンくんのそばに、おにーさんと赤髪ちゃんが駆け寄る。
ジュ｢そうだチビ。お前が本当に“マギ”なら、他にも王候補を連れてんだろ?一人か二人ぐらいその辺にいんだろ?なぁ、チビ!｣
ジュ｢お前の王候補を出せよ!｣
ジュダルくんはアラジンくんにそう言う。
アラジンくんのそばにいるおにーさんは、ジュダルくんを睨んだ。
ジュ｢なんだよ、だんまりかよ?いいよ〜。じゃ自分で、捜すから〜･･･｣
アマディア｢!シスル、もっと上にあがって。見つかっちゃう。｣
シスル｢そんな事分かってますよ。｣
ジュ｢みぃ〜つけ〜･････････｣
ジュ｢たっ!｣
ほら、やっぱり。
ジュダルくんが使った魔眼のようなものは、金属器使いを探すためのようなものだ。
ジュダルくんがおにーさんを見つけると、そこからは暴言言い放題。
アマディア｢ジュダルくん、言うねぇ。｣
ジュ｢ほんっとお前って･･･情けない奴･････････｣
アラ｢情けなくなんかない!!｣
ジュ｢･････････あ?｣
アリ｢アリババくんは情けなくなんかない!僕は知っている!!アリババくんは自分が認められないかもって、最初から知ってたよ。でもみんなのために、怖いのをがまんして、今まで誰もできなかったことをやりに行ったんだ。｣
アラ｢勇気ある人なんだ!!｣
アラ｢彼は決して情けなくなんかない!!｣
アマディア｢アラジンくんも、言うねぇ。｣
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作者名：礼零 x他3人 | 作成日時：2019年1月14日 21時
