【マギ】異世界冒険譚【トリップ】 (ページ4)

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第一夜ページ4

シスルSide

みなさまこんにちは、今日の天気は晴天で温かい一日になりそうですね。

なんて少し現実逃避しながらため息を吐いた。

何といっても此処が何処だか分からない。

だって、少し前まで私は自分の仕事場にいたのだから。

私の仕事は情報を売り買いする情報店だ。

それがいきなり目の前が光に包まれたと思ったら森に倒れていた。

気絶していたらしく、目が覚めると森にいて目の前には白い建物が立っていた。(古代ローマの宮殿をご想像ください)

入り口と思わしき場所は中が見えない様に膜が掛かっていた。

「……」

周囲に人の気配はしないし、この建物からは呼ばれてる感じがするし…

「面白そうだし、入ろうかな」

情報屋をやってるだけあって私強いんだよ。

これから起こる事への好奇心で心を躍らせながら、私は建物の中へ足を踏み入れた。

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～攻略中～

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【第０迷宮ルシファー】攻略
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変なモンスターと戦って戦ってでかい扉開けたら青い巨人がいました。

そんでジン？のルシファーに主と認められて元の場所に戻れる魔方陣に乗ってます。

財宝貰ったけどこんな多く持ち運べないって断って、持ち運びできる多さの金貨を貰った。

これでこの世界での生活は安心だな、なんて思っていたら目の前が眩しい。

｢そろそろ出るのかな｣

眩し過ぎて瞑った目をあける。

そこは先程いた場所とは少し違う、ジャングルの様な所だった。

｢は…何処なの…｣

とりあえず凄い遠くに道っぽいとこあるからそこ目指すか。

がさがさと葉っぱを掻き分ける。

｢…もう全部切り刻んでやるか｣

呟きながら目の前の大きな葉を退かすと道があった。

服に着いた汚れを払っていると、目の前の葉っぱががさがさとなり始めた。

｢あーもう、最悪なんだけど｣

可愛らしい声が聞こえ、その声の持ち主が姿を現した。

白色の髪に金色の瞳の少年。

｢｢なんでお前がここに居るの！？｣｣

重なって叫んだ声が周りに響いた。