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第二十一夜 ページ24

シスルside


アマディアから少し離れ、紫髪のおじさんが黒煙に巻かれているのを見ている。

アマディア「ねぇーー!!シスルー!!シンドバッドって誰だっけーーー!!・・・・・・って、あ。」

…はぁ、アイツは記憶力がないのか。

しかも重要な場面で叫ぶな。

睨みながらアイツへ近づいた。

カシム君が「動くんじゃねぇ…てめえらの大将の命がねぇぞ!」と、叫んでいたところなのに…

アイツのでかい声で掻き消えた。

「お前、分かってるのか?今大事な話をしているところだろう?なぁ?」

アマディア「…ごめんなさい」

シーンとしている背後へ向かい、声をかけた。

「遮ってしまって申し訳ありません、カシム君続けてどうぞ」

カシム君へにこりと笑いかける。

カシム「あ、ああ…」

戸惑いながら続ける。

カシム「シンドリア王「シンドバッド」が…俺たち「霧の団」を狙ってるってな!!」

??「ほぉ、そのことを誰から聞いた?」

カシム「黙って捕まってろ!」

そのゆるゆるの黒霧が巻きついてるだけで捕まえてるというでしょうかね。

??「捕まってるって…これでか?」

呟いた紫髪のおじさんがなんか光った。

え、気持ち悪い。

おじさんが光るのってとても気持ち悪いですね。

なんて思っていると黒い霧が溶かされた。

カシム「そんなバカな!!」

??「言ったでしょう?「七海の覇王」シンドバッドは…」

え?七海の葉王?え、なんて言ったのですか?

白髪の女性だと思っていた人の言葉に少し混乱しながら紫髪のおじさんを見た。

なんか白い鳥?蝶っぽいものが浮いてる…。

幻覚でしょうか、疲れているのでしょうか?

そんなふうに考えながら話を聞いていた。

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作者名:礼零 x他3人 | 作成日時:2019年1月14日 21時

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