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3夜 ページ7

Side『如月 柚』


いつもと同じメンバーで家に向かっていたら目の前が真っ暗になった。

え、なんで?困る…。

そんなことを思っていると落ちた。

そう、まさにジェットコースターのように。

落ちてしまうのは早く、赤と黒が一瞬見えた。

と、思ったら勢いよく投げだされた。

ユズ「っ…痛い…。」

腰がやられてしまった。

立ち上がり服についたほこりを払…服が違う。

なにこれ、制服だったのに…軍服?

なにこの杖、きれいだけど少し重い。

てか、髪の色が違う。

日本人特有の黒髪じゃない…なぜ?

考えても不思議なことはわからないので考えるのをやめて受け入れる。

「もうどうでもいいや…めんどくさい。」

よくわからない場所に投げ出され、意味が分からない。

だが、ここにいても何も始まらないので歩き回ることにした。

礼か響菜に会いたい。守ってほしい。

そんなことを思いながらうろちょろしていると後ろから声が聞こえた。

?「おい。」

ユズ「ひっ…」

?「そ、そんなに怯えないでくれよ…。」

振り向くと金髪の青年…不良?

無理無理、怖いの無理。

?「あ、っと…俺はアリババ。ここの迷宮攻略に来たんだけど…おまえもか?」

ユズ「え、と…いつの間にかここにいました…。」

アリ「そ、そうか…」

沈黙がつらい…きっと礼ならすぐ慣れるんだろうなぁ。

アリ「あの、一緒に行かねぇか?そのほうがいいと思うし…。」

ユズ「あ、お願いします。」

気まずいながらも手助けしてくれる、優しい不良さんだ。

しばらく歩いていると大きな扉を見つけた。

アリ「ここが真実の扉か?」

アリババさんが呟いた言葉の意味を考えながら扉を見ると見知った人がいた。

ヒナ「…柚。」

ユズ「響菜!」

髪も目も服も違うけど、やっぱり顔は変わってない。

まあ、顔すら変わったらもうわかんないよね…。

ああ、やっと一人見つけた。

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礼零(プロフ) - 碧石杜@奈良定さん» 直しました。 (2017年2月2日 0時) (レス) id: 330fc766c6 (このIDを非表示/違反報告)
碧石杜@奈良定(プロフ) - タイトル。異世界に言った× 異世界に行った○ (2017年2月1日 22時) (レス) id: 99d14ccf5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:礼零 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年1月20日 17時

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