検索窓
今日:11 hit、昨日:5 hit、合計:2,021 hit

急転直下 ページ18

「うぉ!きたきたきたきたッ!人間おっせぇじゃねぇか!」
「こちとらよ、腹が減りすぎて減りすぎてもうお腹と背中がツークツワンクだったぜ!」
「さぁ忘れてねぇだろうな。飯だ飯、いいもの喰わなきゃ音楽はできねぇ、わかるか?人間だっていい物くわねーと練習で死んじまうぜ!」
「んだ?そういやAはどうしたんだ?迷子か?」
「……おい人間」

黒音が帰ってくるなり、一匹の白い猫は嵐のように話始める。
その声を全て無視し、黒音はベッドへと倒れこんだ。

「Aはどうしたって聞いてんだよ、あいつもユニットの一員だ、もしあいつになにかあったら──」
「Aなら……今日はここにはこないよ」
「はあ?何でだよ」
「別にAとここに住んでる訳じゃないし
「……ちょ、まっ、そうなのか!?」
「……」
「俺はてっきりそういう関係なんだと思ってたぜ……おいやめろ!しっぽを掴もうとするな!」
「……はぁ」

黒音は溜め息をついて、伸ばした手を引っ込めた。
すると、シロさんがつけたであろうTVが目に入った。

『本日昼頃、秘密結社ソウルリーパーの拘束に成功したとの情報が入りました。』
昨日のことがあったからだろうか、少し気になってボーッとしながらその画面を見る。



『拘束した構成員は以下の通りです───黒音知紅(しるく)鋤月(すきづき)悠架(はるか)藤座紀(とうざき)(れい)。いずれにしましても同構成員のシケイが確定したことをEIS神戸管理局は明らかにしました』

話された真実→←旧校舎屋上



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:中学生なのに暇人 | 作成日時:2014年9月7日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。