△チトセの意志 ページ41
チトセの後ろ姿を見ながら、必死にホウキを走らすあたし。
さすがティアちゃん。
学校最新記録を出しただけあって、運動神経だけは良いはずのチトセに勝っちゃってる…。
(でも何でこんなことになっちゃったんだろ…)
あたしは、少し前のことを思い出した＿
・・・・・・・・・・・・・
『この砂時計の砂が全部落ちたら、ドラゴンが動くからねっ』
帰ったはずのヴィヴィッドは、『わっすれてたぁっ』とあま〜い声でえへへっと砂時計を持ってきた
(すぐ帰っちゃったけど…。)
あたしは、納得できない気持ちでカリンを見つめる
(危ないってわかってるのになんで…)
カリンは、さっき自分からそう立候補(？)した。
沈黙の中、ティアちゃんが口火を切った。
「カリンと…、セイラ、お願い。」
「なんでっ！？」
ティアちゃんの言葉に驚いて、大きな声がでる。ティアちゃんは、あたしの方を見て、ごめんねっと頭をさげた
「フウカ。あなたは何の魔法を使う？」
「風、と………火」
だんだん小さくなるあたしの声。
火の魔法は、最近使ってない。
『火の民の力…っ！』
『呪われた金色の髪…っ』
『魔界の英雄よ──！』
(悪夢になって出てくるんだもん…)
「あのドラゴンは、火を司る。となると、火はダメでしょ？風を使ったらどうなる？」
砂時計を気にしながら、ティアちゃんが言う。
「熱風になっちゃう…」
そう言いながら、自分の使えなさに嫌気がしてくる。
「残るは、植物と時、天候。でも、ヴィヴィッドと契約してるのはわたし。だからわたしは無理。ね？」
あたしは、ティアちゃんの問いかけにコクンとうなずいた。
「あと…チトセは、自分の意志があるから無理っと。２人しか残ってないじゃない。」
・・・・・
チトセの意志って何だろ。
ホウキを動かしながらも上の空であたしはずっとそれを考えている。
(もう、考えないことにしよっ)
頭がパンクしそうなので、思考をとめる。
そういえば。
それが決まっても砂時計の砂がまだおちきってなくて、ティアちゃんがカリンに何か言ってたんだよね…
何なんだろう…？
あたしは、色んなコトをもんもんと考えながらびゅんっと次へ向かっていった。
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あめり(プロフ) - ケイさん» 頑張るっ！！そして絶体絶命なのは全部ヴィヴィッドのせいだ！←そのキャラを作ったあめりのせい いや正論いわないで！？涙 (2020年5月8日 11時) (
レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - あめりさん» フウカ絶体絶命！？頑張ってぇえええええええ！！(泣) (2020年5月8日 11時) (レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
あめり(プロフ) - ゆりちさん» ありがとう…。ちょっと感激← ユリのらく魔女作品も頑張ってぇえ！！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりち(プロフ) - あめりさん» おめでとう！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: 92ea3eaaa3 (このIDを非表示/違反報告)
あめり(プロフ) - 早く続編行きたいばかりに省きが多くなってきた…(泣)2000hit越えありがとうございまぁああす！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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