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イライラ ページ8
A「まだ誰にも言ってないから…」
俯くA。
見えへんけどどんな顔しとるか想像できるわ
「別に言わんけど…誰にもって？」
女子に友達多いくせに話さへんぐらい強く思ってるとか？
A「…安くんにはちょっとだけ。」
ヤス？なんでここでヤスやねん。
「ちょっとだけってなに？」
モヤモヤするものを晴らしたくて質問攻めになる
A「気になるって、、ていうか忠義にこんなの教える必要ないじゃん！」
俺には何も教えてくれへん事にイライラして、
「あーそやな。別に聞きたないし」
不機嫌な声で突き放した。
俺の方が付き合い長いのになんでヤスやねん
まぁ女子っぽいとこあるけどな？
A「とりあえずこの事は内密に…」
「…ふっ(笑)」
A「なによ」
イライラしとったのにAが必死になっとんのが面白くなって思わず笑ってしもた
「なんも(笑)」
A「こっちは本気で言ってるのに！」
もう！って俺を叩く
「いったぁ！」
あーやっぱりないない。
こいつ暴力女やったわ。
そこんとこ忘れとった。
・
叩かれた所がじんじん痛んで
この時の俺はそれが胸の痛みだとも知らずに
ただモヤモヤする心の中を
見ないように
見ないように
目を背けていただけやったという事に気づくのは
いつになるんやろうか、、、
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作者名：らむね | 作成日時：2016年9月5日 1時
