リナリア(緑) (ページ7)

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先輩ページ7

寝られなかった分かったるい体

無理やり起こして学校に向かう

トンットンッ

学校に着いたら校庭に響くボールの音

横山くん、朝から練習しとるわ…

近寄ってったら俺に気づいた横山くん

横「おう」

「ういっす」

横「大倉にしては早ない？」

「いや…まぁ(笑) ってか横山くんっていっつも朝練してるん？」

横「来れる時は来てるけど、」

やっぱり

あいつ学校くんのいっつも早いわけや

「ふーん」

自分から聞いたくせになんとなく面白くなくてテキトウに返した

ドリブルした後スパッとシュートを決める

誰もおらへん校庭にはバッシュのキュッキュッていう音が響いてる

A「忠義？」

横山くんのバスケ見とったら後ろから呼ばれた

振り向くとAが立っとって、

A「ちょっと、なにしてんの！すみません。横山先輩失礼しましたっ」

横「おーう」

俺の腕を強引に引っ張っていく

「なんやねん！」

A「こっちが聞きたい」

「は？」

A「なんであんなことしてんの？」

「なんでって…」

A「……いで…よっ」

声が小さくて聞こえへん

「なんやねんてっ「言わないでっ」」

勢い良く言い放つ

A「昨日の事…気づいたんでしょ？」

急に顔が赤くなっていく

こいつのこんな顔、別に見たないしっ。