今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:21,416 hit
小｜中｜大
儚い ページ17
驚いてこっちを見てるA。
でもすぐ目をそらして、
A｢なんとなくそんな気はしてた｣
って笑って強がる
大｢告白したらええやん｣
A｢…え？｣
また驚いた顔でこっちを見る
俺には都合がいい話で
横山くんの好きな人がAじゃなかったら
俺のもんやんって
ほんまに俺はずるい。
大｢横山くんに告白してちゃんと言えばええやんか｣
意地悪な声で
普段より数倍低い声で
てきとうに言い放った
A｢なんでそんな事いうの…？｣
大｢いつまでもうじうじしてたってなんも変わらへんよ｣
あいつの目を見ずに、ていうか見られへんかった
A｢…そんな事言われる筋合いない…！｣
急に大きな声で言うAにびっくりして顔を上げるとAは涙目やった。
まるで霜に触れたら枯れてまうリナリアのように
弱くて
儚い
俺はほんまに何をしてるんやろか
そのままAは教室から飛び出して行った
泣かせたいわけやない
けど…
収まりが効かんかった
机に座り尽くしている俺に
後ろからポンッと肩を叩いたのはヤス
安｢追いかけへんの？｣
今の俺に追いかける自身はなくて
動かない俺に誰もが呆れるはずや
なのにヤスは何も言わずに慰めてくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らむね | 作成日時：2016年9月5日 1時
