【d!】空中列車【rb】 (ページ5)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:389 hit

5車両ページ5

今、ショッピくんと一緒に帰っている。

あー、昨日色んな事起こりすぎてショッピくんと一緒にいるだけで安心する気がする。

syp「ロボロさんなんかあったでしょやっぱ。」
rb「ないって。ほんまにない」
syp「嘘付くのうまいっすねー」
rb「う、嘘ちゃうわ！」

この会話が安心するなぁ。

でも、あの神社、あの駅に、また行きたい。Aさんに会いたい…。

そしてその神社の前を通りかかった所でショッピくんに話しかける。

rb「ごめん、俺ここの神社にちょっと用事あんねん。」
syp「…は…？ロボロさん頭おかしくなりました？」
rb「え？は？いやいや、何言ってんねん…」
syp「こっちのセリフっすよ。何言ってんすか。神社なんてどこにあるんすか？」
rb「は…」

え…？もしかして神社は俺にしか見えてないとか…？いや、ショッピくんだけ見えてない…？

rb「あ、えーっと…まぁ、ここらへんで俺用事あるから。んじゃな。」
syp「え、あ、はい。さよーならー」

俺はショッピくんと別れ、神社の方に走っていった。

階段を登りきり、切符を買う。
真っ白い霧の中から水色の半透明な電車が来る。

やっぱりその電車は美しい。

シャーラー「こんばんわ！今回もご利用いただきありがとうございます！目的地は空の国でよろしいですか？」
rb「はい。シャーラーさん、お疲れ様です」
シャーラー「ありがとうございます！あなたこそ！」

俺は俺を言って切符を渡す。そのまま電車の中に入り、Aさんを探す。

rb「あっ、」

いた。ああ、あの人、やっぱり綺麗だな。子供っぽいのに大人の雰囲気を漂わせている。

『…！ロボロさん…！こんばんわ…また電車乗ったんですね』
rb「はは、はい、Aさんともう少しお話がしたくて」
『…ふふ、嬉しいです。ありがとうございます、』

彼女は半笑いでそう言ったあと、少しの沈黙が流れる。
きまずい状況のなか、彼女が喋り始めた。

『あの、ロボロさんって…今、この日本という国で生きていて幸せですか』
rb「え…？うーん…なんやろなぁ、別に、幸せは感じてないですかね、苦痛とも思ってないですけど。」
『…そうですか、』

彼女は少し意味深な質問をして、また黙り混んだ
次は俺が質問する番

rb「じゃあ、Aさんは今空の国に住んでいて幸せだと感じますか」
『…どうでしょう』
rb「え？」
『私にも分かりません…ただそのまま従って生きている。それだけです』
『さあ、着きましたよ』

答えがない。この人は俺に謎を与えてくる。