【d!】空中列車【rb】 (ページ3)

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空の国が見えると、俺はとても興奮した。綺麗で素敵な国。
良く見れば、猫が二足歩行で歩いていたりもした。

シャーラー「もうすぐ到着致します。お忘れもののないようご注意下さい。」

シャーラーさんの可愛らしい声が電車に響き渡る。
そして国の駅に着き、電車から降りる。

国には、光の玉がゆらゆらと舞っている。青やら、水色やら、ピンクやら、薄い紫やら。
人間界にはないような不思議なことが起こっていたりする。

『私、少しだけ時間があるので案内しましょうか？』
rb「あっ、良いんですか…！ありがとうございます」

Aさんは本当に凄い。子供なのにとても大人っぽい。しっかりしていて何より可愛らしい。

『…ロボロさん？もしかして私の事子供って思ってますか。私はちゃんと大人です！何ならロボロさんより絶対に年上です…！…まぁ、ニンゲンで言うと私もロボロさんと同じくらいだと思いますけど…』
rb「ええっ！？そうなんやな…正直子供かと…」
『ふふ、もー。ちゃんとした大人ですけどねー？』

そうなんや。ほんまに少しロリな高校生くらいやと思ってたわ

そんな会話をしながら、水色の建物がたくさんある場所へ着く。

『ここは空の住宅街と呼ばれている所です。私もここに住んでますよ。』
rb「綺麗な住宅街やな～… 地球にはこんなに綺麗で素敵な住宅街はほんまにないな。」
『…絶対に地球の方が素敵ですけどね。』
rb「それは絶対ないっすよ。」

Aさんは地球の方が素敵だと言った。正直絶対そんなことない。
空の国の方が不思議で、綺麗で、素敵で、地球とは比べものにならないくらい。

そして住宅街の次に見えたのはお城。青色、水色、の半透明っぽい感じの色
氷で作られてそうな城。何か、不思議なものを感じる。この国はずっと不思議
どんどん謎が増えていく。

『ここは空城(ｸｳｼﾞｮｳ)です。ここのお城には入らないでください。…そーゆールールです。』

Aさんは急に怖い顔をした。何で入っちゃ行けないんやろ。
なんかあるんかな。ああまた謎が増えた。

そしてAさんは城の時計を見て、焦ったように俺に帰ると伝えてくる。

『ご、ごめんなさい！私少し用事があって…！帰ります…！さよなら…！』

rb「？ああ、さよなら…？」

どうしたんだろうか。…俺も、もう帰るか。

俺は電車に乗って人間界に帰ってきた。

電車に乗っていたときにまたAさんと会えたらいいなと思ったのは俺だけの秘密。