Ｎｏ．２７ ページ44
「んじゃ次の英文のうち、間違っているのは？」
なんだかんだ初日も終わり、学生生活2日目。
『超頭脳』があるため、10秒あればなんでも解けるイージーモードなのだが、流石に一時間目でつまらなくなってしまったので今はオフにしている。『超頭脳』は発動型なのでオンオフ設定できんだよねー。
まぁそんな事は置いておいて、学生だし授業に集中していこうかな。
「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー！！！」
午前は必修科目・英語等の普通の授業！
(((普通だ)))
(くそつまんね)
(関係詞の場所が違うから…4番！)
…次っ！！
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける！
「白米に落ち着くよね、最終的に！！」
「あ、すみません。はらこ飯くださーい。」
「白米…。」
な、なんかごめんランチラッシュ！次っ！！
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
そして午後の授業！いよいよだ！
ヒーロー基礎学！！
正直自分も楽しみにしてたりする。だって今までオールマイトの授業なんて見たこともないし、受けるなんて尚更だしさー？そりゃ楽しみだよ。
そんな浮かれた気分が態度に現れていたのか、ギンに鼻で手をぐいっと押される。ごめんごめん、浮かれすぎたね。
そのまま首下を撫でてやれば、もっと撫でろと首をあげる。それを元の場所に戻した瞬間、ガラリとドアが開いた。
「わーたーしーがー！！」
「来っ」
「普通にドアから来た！！！」
どっと湧き上がる生徒達からの歓声をスルーし、鼻歌を歌いながら前へでてきたオールマイト。
久しぶりに見たなーと懐かしんでいると、ヒーロー基礎学の説明をパラパラっと行うオールマイト。いやーでも今年の一年生はめっちゃいい待遇よね。その分敵にも会うんだけどさ。
…そっか、じゃあ早めにこのクラス訪れた方がいいんだね。毎回一年生にはヒーローとして自分が思ってること話してるけど、時間調節後でしとかなきゃか。
「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ！！」
「「「はーい！！！」」」
…時間調節はとりあえず置いておいて。コスチューム、着替えますか！！
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作者名：羅氷華 | 作成日時：2018年1月17日 21時
