Ｎｏ．６ ページ23
「…ねむ。」
時は巡り、あっという間に二月となった。
つまり…。
「レイ、シズ。…留守番、頼んだよ」
『国立雄英高等学校 ヒーロー科』入試、始まるよ。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
雄英高校ヒーロー科！！
そこにはプロに必須の資格取得を目的とする養成校！
全国同科中最も人気で最も難しく、その倍率は例年300を超える！
国民栄誉賞に打診されるもこれを固辞！『オールマイト』！！
事件解決決数史上最多！燃焼系ヒーロー『エンデヴァー』！！
ベストジーニスト8年連続受賞！！『ベストジーニスト』！
「間に合った…。」
中学時代の制服を引っ張り出し(何年前のだよ)、新鮮な気持ちで学校を見上げていると、隣から緑谷出久の声が。…ちょっとぼーっとし過ぎたかも。
こんな所、根津くんに見られたら笑われるなと想像して笑い、緑谷出久の後を追いかける。お茶子ちゃんとの初エンカウント見たいからね！
とか何とか思っていると、緑谷出久が盛大に転んでいった。…来るぞ……！名シーンが…！！
「大丈夫？」
「わっ、え？」
来たー！！リアルお茶子ちゃんかわいい！！原作通り！！
「私の"個性"、ごめんね勝手に。でも、転んじゃったら縁起悪いもんね。」
緊張するよねぇ、と癒される笑顔で緑谷出久に話しかけるお茶子ちゃん。
あー天使。圧倒的天使(語彙力)。自分に向けられてないのにこの癒しなんて、緑谷出久のどもる気持ち分かるわ…。
「お互い頑張ろう。」
手を振りながら小走りで会場に向かうお茶子ちゃん可愛すぎか…！！
とりあえず、目的のものは見れたのでさっさとお暇する。緑谷出久の顔？もちろん見たよ(吹いた)
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作者名：羅氷華 | 作成日時：2018年1月17日 21時
