Ｎｏ．１ ページ18
＿＿＿人は
「ひどいよ、かっちゃん…！」
「泣いてるだろ…！？これ以上は」
「僕が許さゃなへぞ！！」
「"無個性"くせにヒーロー気取りかデク！！」
生まれながらに平等じゃない
これが齢四歳にして知った社会の現実。
とまぁ漫画の1番はじめのシーンに出くわしましたどうも希求Aです。久しぶりですね(自分的には)
ん？なんでここにいるんだって？
いやね『仮面ライダー ウォルク』として活動してるんだけど、その時助ける人は『テレパシー』で探してるもんで。今回は緑谷出久の後ろに隠れてる子に呼ばれましてねー！
…はい。主人公をみてテンション上がってたけど、とりあえず助けますか。
「…やめなさい」
「なんだよ…って……？！」
「『仮面ライダー ウォルク』だー！！！」
いじめっ子三人組が緑谷出久からこっちに意識を向け、一気に別の意味で騒がしくなる。
…正直あの天下の爆豪勝己のキラキラっとした少年時代を見れて嬉しいのだが、やらなきゃいけない事があるからなぁ…。
仕方ない。そう思い直して、三人と向き合う。
「…君達、どうして自分がここに来たのかわかるかい？」
「ウォルクがきた理由？」
「俺知ってるよ！"助けて"って誰かが願うと来るんでしょー！」
「正解だ。…じゃあそこまでわかるなら、なんで自分が来たのかわかるね？」
そこまで言えば、流石にそれ程馬鹿ではないのかハッとしたように下を向く三人。…この時はまだ爆豪勝己も大人しいんだね(感心)。
おっと話が脱線しちまった。まぁ自分でわかる子どもはまだ大丈夫だと思っているから、頭を順番に撫でていく。
「そこまでわかるならいいんだ。さて…君達は将来、何になりたい？」
「そりゃあ、もちろんウォルクとかオールマイト見たいなヒーローに…！」
そうかそうかと頭を撫でるのをやめる。三人は不思議そうな顔をしていた。
その顔を横目に、これは自分の自論だけど…と話し始める。
「ヒーローってのはね…頭ではわかっているけど実践できないを"可能"にするお仕事だと思ってるんだ。」
「つまり、自分のせいで"助けて"とか"誰か"とか思わせるのはダメだっていうことさ。」
「…っ！！」
「…君たちの時代はとても"個性"に寛容で、しかも良い"個性"を持っているんだから、それさえわかって実行できれば、凄いヒーローになれるよ。」
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作者名：羅氷華 | 作成日時：2018年1月17日 21時
