弍拾話 ページ5
「＿＿＿＿条件がのめないと言うのならば、今まで無償でやってきたこの日本の治安維持を放棄する？はっ、笑止。」
「そんな条件が通るとでも？」
「我々は君が��勝手にやっているから��見逃してきたんだ。事実君がいなくても、この日本という国はやっていける」
「さぁ帰った帰った。夢物語はバケモノ同士で語ってな！はは！」
その笑い声をきっかけに、盛大に液体をかけられる。口から飛び出そうになる罵詈雑言をぐっと飲み込んだ。
何をしていたのかと言うと、政府へ直談判をしていたのだ。手っ取り早そうだったからね。迷ったけど、少女が日本語しか話せないことと主導権を握れそうな国が日本だったから選んだ。
…まぁ主導権を握れそうっていう根拠が、差別が酷いがために自分の恩恵を一番受けている国が日本だったんだ。
あれこれ考えた結果日本にしたというのに…正直、古臭い人間がここまで話を聞かず、国のことを見ていないのかということに驚いた。熱々の茶までぶっかけてくるんだぜ？自分が勝手にやってるってのは認めるが…。
でもここで何かやったとしても、揚げ足を取られるだけだろう。震える拳をぐっと抑え、早足でこの部屋から出る。そこでボイスレコーダーの停止ボタンを押した。
これは『雄英高校』をつくる土台。原作ではどう作られるか描かれてなかったからね。一応念の為の策さ。
「それはいいとしても…」
ここまで政府にこっぴどく振られるとは思ってなかったからなぁ。やっぱりアメリカとかにあの子を行かせた方いいのかな。でもあの子は英語話せないだろう？これから教えるのはなかなか厳しいか。
どうしたものか…『助けてくれ…、まだ死ねない！』っ！
「とりあえずは救出優先…！変身！」
『空間』を使ってバイクに乗って場所へ向かう。さぁ、今日も君との約束、叶えるよ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
「…あぁ、こんなにも傷ついて。『治癒』」
『空間』から出た先は路地裏だった。血を大量に失ったらしく、自分を呼んだ人間はもう既に意識がない。そっと脈を測れば、かすかながらも動いていたので急いで『治癒』をする。
一応これで助けたことにはなるけれど…。なんとなく朧気ながらも意識がありそうだから一声だけかけておく。いや、意識のある怪我人にはこの一言が大切なんだって。
「君はまだ社会に必要とされてる人間だ。…強く生きなさい。」
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あらぶるモブ - おもろいです、頑張って更新してくださいね！ (2021年8月2日 16時) (
レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
羅氷華(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。確認ミスでした。ご指摘、ありがとうございます。 (2018年12月16日 6時) (レス) id: 968e3ffeee (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外してから更新して貰えませんか？違反作品がどんどん増えていきますから。 (2018年12月15日 23時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅氷華 | 作成日時：2018年12月15日 22時
