西の探偵が恋をした (ページ41)

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「しげがいいと思う人ー」
「はーい！」

「自薦1ポイント、他薦100ポイントやから…よって、1ポイント」
「うおーい！」

「神ちゃんがいいと思う人ー」
「「「はーい」」」

「500ポイントー！」
「じゃ、事務所の新ボスは、神ちゃんやな？」

「神ちゃぁん！」

情けない顔で神ちゃんに縋り付くけど、神ちゃんは、ただただ楽しそうに笑ってる。

「あ、神ちゃんは？手挙げてへんやん」
「え？僕？」

俺の目を見て、どーしようって迷ってる顔。

ほっぺ包んで、至近距離。
じーーーっと見つめると、白い肌が真っ赤に染まる。

「もう、ズルい！その顔、アカン！」

肩を押して顔を背けるけど、逃さへん。

「神ちゃん、」
「わかった！しげさんで」
「しゃーない。モンチが言うんならしげでもえっか」
「いやぁ、しげちゃんも男なんやなぁ」
「俺の神ちゃんがぁ！」
「小瀧のちゃうやろ、もうこっち来んな！自分の職場に戻れや！」
「神ちゃあん！」
「ごめんな？のんちゃん。僕、しげさんのもんやねん」

そう言って、ニシシとこっちを見て笑う。

あー、もう。
なんでこんなにかわいいん⁉︎
そんなかわいい顔したらアカンやん！
今すぐ二人きりになりたい。