西の探偵が恋をした (ページ17)

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「で、どうやった？」
「ケバブとパフェがお気に入り」

ちゃうくて！
いや、ええ情報やけど！

「で？」
「パフェのバナナとチョコのコラボレーションに感動しとったわ」
「それから？」
「それがな、めっちゃ変やねん」

めっちゃくちゃ心配したのに、

「食べる時にな、口元隠すねん、こうやって」

腕で口元を隠すらしい。
見てみたい！もちろん神ちゃんバージョンで。

「あぁ…かわえぇ、」
「キモ」

ものっそい顔で見てくるけど、お構いなし。
部屋には流星しかおらへんのやもん。
デレッデレの顔垂れ流してるの、自分でもわかってる。

「ほいで？」
「こっからは真面目な話な？
怪しいヤツも居らへんかったし、大丈夫ちゃうん？…あ！おった、怪しいヤツ」
「は？どんなヤツ？」
「なで肩の人のよさそうなヤツ」

やっぱバレたか笑

「ハマちゃんも見とったんなら、わかるやろ？」
「おん。ハマちゃんも特には気づかへんかったって」

神ちゃんがいた組織の動きが、ここ最近見られないのが気がかりで。メンバー各自、探りを入れてるけど、特に変わった様子もなく。

どっか他のターゲットに向いてんのか、神ちゃんがここにいることに勘づいていて、鳴りを顰めてんのか。