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黄side
「なぁ淳太聞いて聞いてあのな昨日もかわいすぎやねんて昨日はな「息継ぎせぇ。笑」
思わずツッコむ。
「昨日も会えてん」
「聞いた。てか、そんなことでいちいちラインしてくんな。せっかく寝てたのに」
「やってぇ！」
「“会えた”というより“見れた”やろ」
「そーなんよ。あかんよな、俺まるでストーカーよな、こんなん」
テンションマックスからの、急降下。
ほんまに単純でかわいいと言うか何と言うか…
「恋、やろ」
幼くしてアイドルを志したしげは、青春なんか素通りしてきた。
もちろん、初恋だってまだ。
色恋沙汰には縁遠いと思っていれば、そんなしげが最近どうやら恋をしたらしく。
「相手さんが嫌な思いしてるわけでもないし、怖がらせてるわけでもない。かわいい片想いやんか」
「がんばってもええのかなぁ」
「恋するしげもええなぁ、な？流星」
「ん？」
聞いてなかったらしい。
最年少といいつつ穏やかな流星は、このグループのバランサー。
「好きなら好きって言うたらええやん」
「口も聞いたことないのに！気味悪いやろ」
「ほんなら、まず友達になればええ。それだけのことやろ」
「…せ、やな」
流星はいつも真っ直ぐ正論を投げてくる。
ボーっとしてるようで、いつもブレない。
「うん。応援する」
「まずは友達、やな」
励まして元気が出れば、イタズラが増えてうんざり。
ちょっと悩んでくれとるくらいがちょうどええんかも。笑
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作者名：7129
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=7129
作成日時：2023年11月27日 20時
