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「で、どうしたいの？」
急に現れた真剣な顔。
のんちゃん、振り幅えげつないな。
あの人のことが好きだということ。
今は彼に週一会えるだけで満足していること。
でも、いつまで続くかわからない関係に甘んじていて、いつか後悔する事態になるんなら、彼に少しでも近づきたいこと…
自分の中でもぐちゃぐちゃで、よくわからない気持ちを、思いつくままに口にする。
順序も何もない俺の話。
それでものんちゃんは、真剣に耳を傾けてくれる。
話してるうちに、自分の中でも整理がついてきた。
「のんちゃん。」
笑顔で顔を傾けるのんちゃん。
きっと俺が言うことを、肯定して背中を押してくれる。
やから、決意表明させて。
「彼女がおるかもしれんけど、やっぱり好きやから。まずは、あの人のことを知りたい。まずは友達でええから、仲良くなりたい。」
優しく微笑むのんちゃん。
「よし！よう言うた！題して、『金曜日の彼を振り向かせよう大作戦』や！」
「長い長い！そして、振り向かせるはもうちょい先で！」
「それくらいの気持ちで行かんかい！」
明るく、俺の気持ちを上げてくれようとしてるのがわかる。
ええ友達もったなぁ、ってしみじみ思う。
さて。
のんちゃんと作戦会議。
というか、のんちゃんの講義『恋愛学入門』を受ける。
「とりあえず、彼女がおるかどうかは後回しな。もしおったら神ちゃん、立ち直れへんやろ。」
「縁起でもないこと、言わんとって！」
神ちゃんが言うたことやろ、ってビールを煽るのんちゃん。
でも確かにその通りで。
彼の口から”彼女がおる”て聞いたら、がんばれへん。
というか、がんばる意味がなくなってまう。
「まずは世間話な。それから、名前は必須。そこはがんばろ。話す時に名前つけるの、大事よ。」
「どういうこと？」
「『神山さん、こんばんは。ニコッ』これや！」
若干引いてる。
いや、若干どころじゃなくドン引きしてる。
顔が引き攣ってるのがわかるもん。
そんなぶりっ子みたいなん、絶対できひん。
「大丈夫！神ちゃんがやれば絶対かわいいから！ほれ、やってみ？」
「無理無理〜。」
なんて言いながら、結局2人でただ飲んで大はしゃぎ。
恋愛相談は、ただの親友との飲み会と化した。
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1000(プロフ) - 7129さん» よかったです…！ちゃんとできてますよ！更新頑張ってくださいね！ (2022年2月11日 22時) (
レス) id: c9c3bdbfa2 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - 1000さん» 早速今、レスを押してみてビックリ！今初めて知りました！ありがとうございます！！ (2022年2月11日 17時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
1000(プロフ) - 7129さん» 直していただければそれで結構です！不慣れということでもう一つ、コメントに返信するときはレスを使うといいですよ！ (2022年2月10日 22時) (レス) id: c9c3bdbfa2 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - 1000さん！教えていただき、ありがとうございました！不慣れで、気づいていませんでした…。助かりました！！ (2022年2月10日 16時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
1000(プロフ) - オリフラ立っておりますがこちらオリジナルでしょうか？俺自身この界隈を良くわかっていないので違ったらすみませんが、版権物、実在人物のお名前を使ったものであればオリフラを取っていただけると幸いです。 (2022年2月9日 12時) (レス) id: c9c3bdbfa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7129
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=7129
作成日時：2022年2月5日 17時
