Oh！My sweet！（JW赤×緑）

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「きれい〜！」
「お〜！」

宿のフロントに並べられた色とりどりの浴衣に感嘆の声が漏れる。
好きなの着て、温泉街を歩けるらしい。
ええ旅館って感じ。浴衣も品がある。
これは選び甲斐があるわ。

ビビッと来た。
この子に呼ばれてる気がして、萌黄色の浴衣と亜麻色の帯を手に取る。

「神ちゃん、それ絶対似合うわ。」
「ほんまですか？じゃ、やっぱりコレにしよ。」

淳太くんが、優しい眼差しで声をかけてくれる。
俺の保護者、1人増えた？笑
そう思うくらい、あったかい。

淳太くんは、臙脂色に白いストライプ。薄茶の帯。
さっさと選んでるけど、淳太くんの大人の色気にピッタリ。

「淳太くん。俺は何色が似合う？」
パティシエとは思えない、独特なファッション(基本、アロハに短パン、サンダル)のあっくんは、早速淳太くんに甘えてる。
淳太くんが選んだのは、水色の浴衣に、水輪模様。鮮やかな藍色の帯。
日に焼けた肌と、爽やかな笑顔によく似合う。
淳太くん、さすがです。


重岡さんは…興味無さそう。笑
隣の俺に一言、「わからへん。」


「じゃあ、俺が選んでいいですか？」

実はもう決まってる。
自分のより先に、似合うの見つけたもん。

紺色の浴衣に黒の帯。
うん、めっちゃかっこええ。

「はいっ。」

すでに目をつけていたものを手に取って渡す。
目を丸くして、すぐに浮かんだエクボ。

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