Oh！My sweet！（JW赤×緑）

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「な、神ちゃん、旅行とか好き？」
「はい、好きです！でも、仕事始めてからは行ってないですね〜。」

質問の意図がわからないから、お会計しながら、素直に答えた。

「よかったら、一緒に行かへん？6人部屋しか取れへんくてさ。せっかくやから、人数多い方が楽しいと思って。」

お得意さんオススメの宿に泊まって、話題づくりをしたいらしい。
営業さんって大変なんやな。
それをこうやって楽しめるから、こんな大人の余裕が出んねやろうな。

魅力的なお誘いやけど、仕事の関係もあるし、そんな甘えてええんかな。

「モンチー？」

迷ってるところに、あっくんが、顔を出す。
なぜか俺に過保護なあっくん。
一向に戻ってこないのを心配してくれたんやな。
顔に(9割眉毛に)出とる。笑

「あっくん！こちら、中間さん。ダックワーズの！」
「どうも！神山に聞いてます！初めまして。店長の桐山です。」

2人のあまりにスムーズなやりとりに圧倒されて、思い出した。
この人もコミュ力のバケモンやった。笑
2人はあっという間に打ち解け、どころかもうすでに親友か？くらいの雰囲気。

「ええやん、モンチ！行っといでや！重岡くんも来んねんて！」
「ちょ、あっくん！」

さらっと重岡さんの名前出すなや。
中間さん、重岡さんの上司やで？

ちらりと中間さんに目をやると、特段気にしてへんみたいで、ホッとした。

「照史も来てや。あ、店あけられへん？」
「ええの？店休日と被るから、店あけるの半日だけやし！行く行く！」

勝手に話が進んで行くのをポカンと見つめてる間に、淳太さんは颯爽と帰っていった。

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