Oh！My sweet！（JW赤×緑）

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皿を置いたばかりだと言うのに、パスタが、どんどん吸い込まれていく。
あり合わせでパパッと作ったのに、こんなにおいしそうに食べてくれると作りがいがあるわ。
食べ盛りの息子ができた気分。随分でかい息子やけど。笑

いつか重岡さんにも手料理食べてもらえる日が来たらええな。
なんて、おいしそうに頬張るのんちゃんを眺めながら想像に耽る。

「でな、」

炭酸水でスッキリした口を開く。

「次の作戦。題して『プレゼント大作戦〜』」
「いやいや、まだ友達にもなれてれんのに、プレゼントとかできひんし。」
「今日話した中に、ヒントがあるやんか。手作りのお菓子なら、ハードル低ない？」

のんちゃんの提案を聞いて考える。
確かにプライベートでお菓子作るのか聞かれたし、パティシエが手作りお菓子あげるのに、他意は感じにくいかも。
いや、正直言うと、少しくらい勘ぐってくれたらいいな、なんて淡い期待は無きにしも非ず。


「確かに。来週わたしてみようかな。」
「ええと思う。試作品ならいつでも食べるで〜。」
そういうと、空になった皿をシンクに置いて、鞄を持った。

「神ちゃん。ごちそうさま。うまかった！じゃ、また明日！」

手をブンブン振りながら帰っていく。
きっと、俺を励ますために来てくれたのんちゃん。

のんちゃんの食べた皿を洗いながら、幸せな気持ちになった。

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