Colorful stories 11（W.短編集）

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透き通った声は、熱があっても変わらない。
神ちゃんの声、ほんま大好きやねん、



しかも弱ってて、掠れてて、

ちょっとシ てるときみたいやな…

そんな邪なこと考えてたら、


上気した顔で強がる神ちゃん、
うるんだ目で戸惑いながらあーんする神ちゃん、
舌ったらずな甘い喋り方…


普段しっかり者で、弱いところを見せたがらない神ちゃんの見慣れない姿に、
俺にだけ見せてくれる神ちゃんに、


ムラムラ…っ、


お腹の奥がゾワゾワと粟立つ感じ。
もちろんしげちゃんのしげちゃんも、見事に立ち上がっている。


アカン！
大切な人の一大事に、何考えとんねん！


しゃーなし。
神ちゃんが寝たら、お風呂で失礼しよう。
そんなくだらない(俺にとっては超深刻！)決意を固めると、ドアから覗いた神ちゃんを、バスタオルで包み込んだ。




今日は顔だけらしい。
そら、お手入れする元気もないか。


「こしょばっ」
「お手伝いお手伝い」


スウェット捲り上げて、
いつものクリーム、腕と脚にだけは塗ってやる。神ちゃんのもちもちは、一日にしてならず！
細いのに柔らかい、神ちゃんの真っ白な脚。

ちゃんと我慢した俺、偉ない⁉︎




手繋いで、ゆっくり寝室に連れていく。

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