Colorful stories 8（W.短編集）

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「ほんま、お前はかわええなぁ！ほれっ」


だいすきなぼーるが あっちにいった！
ツルツルすべるけど、いっぱいはしって、

『しげ！もっかいして！』
「お〜、さすがやなぁ！次行くで？」

しげがたのしいおかおで、ぼーるをなげると、ぼくもたのしい。

ともくんがにこにこになるのとおんなじ。
ぼくもにこにこになるもん。



「お前もせえへん？」

いつもプイッてされるけど、しげはきにしない。

ともくんが「めげへんなぁ」っていってた。


「そんなこともあろうかと…！ジャーン」


しげがもってきたのは、ちゅーる！！

あいぼうのめが、キラッとひかって、あっというまに、おりてきた。


「はい、プレゼント。仲ようしようや。神ちゃんを愛する者同士。気ぃ合うで？俺ら。そのうち家族になるから、ちゃんと俺のこと、憶えといてや？」


しげは、ともくんがだいすき。

なかよしいっぱいしてるの、いいなぁ〜っていつもみてるけど、
ともくんは、おかおまっかにして、あっちのおへやにかくれちゃう。

しげがともくんをだっこして、あっちのおへやにいったら、
ともくんのたのしそうなこえが いっぱいきこえる。
ぼくたちは たいくつで、すぐにねちゃうけど。

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