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『社長、失礼します』
右手に報告書を持って来た私はドアをノックして社長室に入る
『社長、この前のしりょ……あれ?国木田くん…社長は?』
机の前に立っている国木田くんと空いている席を見て私は首を傾げる
国「社長は給湯室に向かわれた、直ぐに戻ってくるとのことだ」
『へー…』
国「お前は太宰と何かあったのか」
『え、な、な、なんで?!』
図星か分からない図星をつかれ私は慌てる
何かあったわけではないと思うが何かがあるのは確かだ
国「太宰がお前に絡んでいないから気になっただけだ」
国「仕事も前よりするようには……太「美しい!私と心中してくれないだろうか!」……」
空いていた窓から国木田くんのフラグをへし折るように太宰のナンパの声が聞こえた
ちらっと窓から下を覗くとやっぱり女性をナンパしてる太宰
国「くぉぉぉぉら!太宰!貴様と言う奴は何をしている!社の看板を汚すなとあれほど……」
グチグチと怒っている国木田くん…国木田くん…それ人の事言えない
太「やぁ、国木田くん、お疲れ様。なんだ、Aも居たんだ」
は?いちゃ悪いですかね、なんだって何?喧嘩なら買いますよ?ねぇ、拳で1発入れてやりますよ
あぁ、そしてわたしにはお疲れ様もなし…この給料泥棒…いつか絶対給料引いてやる…
いつもはなんたりとも鬱陶しいくらいに関わってくるくせに…別にいいんだけど
いや良くない、内蔵引きずり出すぞこら、その、いい顔もぐちゃぐちゃにはして清々しい表情も出来ないように再生不能してやろうか、おい
変なちょっかい掛けて茶々入れてくる輩は潰していいってお兄ちゃんが言ってた
思わず右手に力が入る
ストレス発散したい…パンチングマシンしたい…敵に囲まれて粉々(死なない程度)にしたい…
意味が分からないイラつきに私はモヤモヤする
国「おい」
『別に、お疲れ様って言われて羨ましいなんて思ってない!!』
国「いや、俺はまだ何も…」
『うるさい、脳みそ弾け飛ばしてやろうか?』
国「(元ヤン怖……)」
福「すまない、戻った」
そう言う社長に国木田くんはピシッと背筋をのばす
国「社長、今回は〜〜〜」
国木田くんはなにかの依頼について説明をしていく、私はそれを横で聞いていた
福「そうか、わかった……Aはどうした?…ところでそれはゴミか?ゴミなら捨てとくが」
社長が指を指したのはクシャクシャに握りつぶされていた報告書
『あ』
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すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!とても面白かったです!短編の方も楽しみにしています〜!!! (2022年4月10日 7時) (レス) @page22 id: b0014f1469 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 一気見しちゃいました最高すぎます笑笑続き待ってます!! (2022年4月2日 11時) (レス) @page19 id: a5af6fa4c6 (このIDを非表示/違反報告)
玲翔(プロフ) - 最高ですwwwwwww (2021年12月15日 6時) (レス) @page11 id: c942f44c9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年12月1日 7時