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貴「だーざーいー」

太「はいはい」

何度目か分からないため息をつく太宰

さっきまで違うことに興味津々だったAは今は太宰に絡みついている

貴「だざいー絞め殺してあげようかぁ〜へへ」

太「(この酔っぱらいっ…)」

国「……これは太宰とAが入れ替わったのか?」

貴「おぉー!国木田くぅん!そこにー四つん這いになってぇー」

国「は?」

どっから持ってきたのか分からないトランプを持ちながらニコニコと笑うA

貴「トランプタワーしよー?」

国「しない、大体、俺の背中でやろうとするな!」

貴「じゃあ、いいや…あっ!」

突然叫んだAは何もない所に向かって手を振る

国「……太宰、こいつはどこに向かって手を振ってるんだ」

太「さぁね、なにか見えてるんじゃない?猫だってそんな感じだし」

貴「怖いの?」

国「何がだ!」

ぷりぷりと怒った国木田はどこかに消えていく

貴「はい!」

太「今度はなんだい」

貴「酔っ払いは誰でしょう!」

パチパチと手を叩きながら太宰に問題を出す

太「Aだねぇ」

貴「むっ……だからぁ…私は酔ってない」

太「どこがだい?今もこうして私に介抱されてるじゃあないか」

貴「それは太宰が私のこと好きだからでしょー!」

その言葉に太宰は何回か瞬きをしてクスッと笑った

太「そうだね、その通りだ」

太「Aが誰かに取られるくらいなら私が持ち帰るよ」

貴「流石私!乱歩さんに追いついてきたかなぁ……へへ…私も…太宰が………」

太「えっ……ちょっと!A!続きは?!ねぇ!」

目を閉じて眠るAに太宰は荒ぶる

太「私がなに?!ねぇ、そこは大好きって言ってから寝るところじゃない?!」

太「君、そういうところありえない!」

が……当の本人は答えることはなく意識は夢の中

国「うるさいぞ!この唐変木!」

太「え、いや、だって国木田くん!Aが!」

敦「Aさん起きちゃいますよ」

太「この際起こして続き聞くに決まってるだろう!」

ギャーギャーと騒ぐ太宰にほんの少しだけ動くA

貴「……だざぃ…ふふっ」

太「はぁ〜………」

太「天使……可愛い。なんで君って寝てても可愛いの…」

皆「(こんなに情緒不安定な太宰(さん)初めて見た…)」

〜〜〜
次の日

貴「頭痛い…」

太「昨日飲みすぎたから…まぁ、Aはずっと私にベッタリだったけどね」

貴「え…それは無い」←記憶なくなる人

太「無意識かぁ…」

しばらく口角が緩んだままだったらしい

太宰治の戦略→←・



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すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!とても面白かったです!短編の方も楽しみにしています〜!!! (2022年4月10日 7時) (レス) @page22 id: b0014f1469 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 一気見しちゃいました最高すぎます笑笑続き待ってます!! (2022年4月2日 11時) (レス) @page19 id: a5af6fa4c6 (このIDを非表示/違反報告)
玲翔(プロフ) - 最高ですwwwwwww (2021年12月15日 6時) (レス) @page11 id: c942f44c9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年12月1日 7時

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