何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

What color is it？ ページ23

『はぁ…疲れた…』

任務帰り私は探偵社の階段を上る

ん？なんか騒がしい…

私はドアの前で首を傾げる…

『戻りましたー…』

ドアを開けるとシーンと一瞬静まる

刃物を持った追い詰められている犯人らしき人とそれを取り押さえてる国木田さん、威嚇してる敦くんやそれを囲んでる社員たち

『え…』

犯｢うわぁぁあ！｣

国｢しまった…！｣

乱｢A避けろ！｣

ナイフをこちらに向けて走ってくる男に私は目を丸くする

カンっと言う音が響いた後ゴンッと鈍い音が響いた

私は犯人に向かって足を上げナイフを落としそのまま背中に足蹴りをした

探｢え…？｣

潰れる犯人と目を丸くする社員

敦｢Aさんって体術出来たんですね…｣

『これだけ身につけてるだけだよ』

与｢普段、暴力なんてわかんないですって顔しながら…｣

私の印象酷くないですか…？敵を蹴りあげるくらいできるのに…

与｢乱歩さんなんて固まってんよ｣

乱歩さんは口を開けて目を見開きながら固まっていた

乱｢……白だ……｣

『白……』

乱歩さんの言葉を復唱して見る

『っ〜〜〜〜乱歩さんの変態！』

そしてみるみる顔が紅くなっていく

スカートを抑えながら私は叫んだ

乱｢わ、わぁ、こ、これは違くて！？｣

『どこ見てるんですか！』

乱｢いやぁ…だから違くて…うっ…て、そもそも君が無防備すぎるんだ！｣

乱｢僕以外の男に見られたらたまったものじゃない！｣

『貴方が見るのもアウトです！』

信じられない、言い訳なんて…乱歩さんの莫迦

乱｢今のは不可抗力だ！無防備に足なんて上げちゃって！そんな君みたいな綺麗な足が振り上げられたら見るに決まってるだろ！｣

『なっ…！？変態！信じられません！こんな獣と一緒に仕事なんてできないです！』

乱｢ケモノ…！？｣

私は顔を真っ赤にする

太｢とりあえず、その人離してあげたら？｣

太宰さんの指の先を見ると犯人の頭は壁に打ち付けられていた(照れ隠しandテンパリから無意識)

『あ、いや、これは…あはは…』

私は慌てて離して…でも犯人は半分意識が遠のいてるようで逃げようとはしない

『乱歩さんのばか』

乱｢………可愛い｣

『私の話を聞いてください！』

乱｢聞いた上で言ったんだよ！ばかってなんだ！ばかって！可愛いんだよ！｣

『最っ低！逆ギレですか？信じられないです！』

乱｢そもそも君が無防備にしてるのがいけない！僕は悪くないの！｣


このヒートする喧嘩を探偵社は全力で止めた

知ってますよ→←慣れてきている

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