私と貴方の恋愛物語【降谷零】

ミッション ページ46

降谷side

風｢あぁ、A…降谷さんから預かってたここの入場カードだ｣

貴｢あ、ありがとうございます！｣

本当にAに任せだが…大丈夫なのか…

貴｢ふー…よし！行きましょう！｣

一息ついたAは賭場に足を進める

女｢いらっしゃいませ…会員証はお持ちですか？｣

女将風の女性が尋ねてくる…ディラーみたいな者か…

中に入ると神宮寺が他の奴とこいこいをしてる

そう言えば…こいつこいこいのルール知ってんのか？

神｢はは…また勝っちゃっか…！次は誰がやるんだ？｣

貴｢あ、私いいですか？｣

神｢どうぞ？にしても可愛いお嬢ちゃんだね｣

貴｢ふふっ、ありがとうございます。まだまだ素人なのでお手柔らかに｣

素人の演技は流石だな…相手を油断させるのに一番いい

神｢へぇー…慣れてないんだ…なら普通は1万だけど千にするかい？｣

貴｢いえ、1万のままで大丈夫ですよ｣

『おい、いきなりそんなに近づいて大丈夫か？』

貴｢大丈夫です。ミッション1、カラスを捕まえろ｣

ボソッ俺にだけ聞こえるようにつぶやく

『は？』

貴｢勝ち負けは関係ないけど素人だって事をアピールする…｣

神｢タネ…こいこい｣

貴｢三光…勝負｣

女｢三光…5点｣

へぇー…中々強いんだな

神｢お姉ちゃんなかなか強いね｣

貴｢ふふっ…たまたまですよ｣

〜〜〜

神｢月見で一杯…勝負｣

貴｢ん〜！｣

カードバラバラと混ぜながらため息をつくA

何やってんだあいつは…！負け続けてるじゃないか

『おい』

貴｢大丈夫ですって…ここからドーンッと儲けるんです｣

負けた分は風見とAの給料から引いてやる

貴｢このままじゃ帰れない…もう1戦お願いします｣

神｢でも、もう君にはお金は残ってないじゃないか｣

貴｢あー…じゃあ、この人で…｣

風｢え？！｣

『おい！A！何やってるんだ！』

貴｢うるさいです。だまって見ててください｣

神｢健康そうだしね…彼の臓器なら高く売れそうだよ…そうだな…5千万でどうだ？｣

貴｢お願いします…ですが、今回はいつもの10倍…10万でやりましょう｣

おいおい…本当に大丈夫なのか…？

貴｢タン…こいこい｣

神｢三光…勝負｣

『お前…ほんとに…』

貴｢大丈夫ですって…これも策略のうちです｣

貴｢ミッション2…カラスにつつかれろ｣

『だからさっきからなんなんだ』

貴｢…次は私を賭けます。同じく5千万…お願いします｣

神｢いや…お嬢ちゃんは9千万だ…｣

まずいことになったぞ…

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