桜 ページ37
『わー凄い楽しかったです』
買い物袋とくまちゃん(命名 くまたろう)を持ちながら降谷さんと帰る
降｢良かった…楽しんでもらえて｣
まだ…手を繋いで歩いてる私達…
こういうのって周りから見たらカップルに見えるのかな…まぁ、周りに人居ないけど…
降｢あ…すまない、ちょっと…｣
スマホを見せながら離れた場所に行く降谷さん
あ…手…離れちゃった…最初は緊張したけど…ちょっと名残惜しい…
でも、降谷さんが離れたって事は組織のことか…
降｢すまない…帰ろうか、送っていく｣
あ…この顔はまたなにか考えてる顔だ…私には1人で抱え込むなって言うくせに…自分のことを後回しって…少しは私にも話してくれたらいいのに…
その時ビュッっと風が吹く
『わっ…え？桜…？』
上の木からパラパラと落ちてくる花びらに私達は上を見上げる
降｢こんな時期に桜なんて…珍しいな｣
『狂い咲きですかね？』
あ……頭に…
『降谷さん…少し屈んでください。頭に桜ついてます』
降｢え？あぁ…ありがとう。君にもついてる｣
降谷さんの頭についていた桜を見る…こんなにきれいな形で落ちてくるんだ…
私が取ったことを確認してすっと立ち上がる降谷さん
そして私は彼の襟元にその桜をつけた
降｢ん？｣
『ふふっ…やっぱり、降谷さんによく似合いますね……桜』
桜…日本国家の秩序と安寧…それが私達…公安…降谷さんの大義名分…
降｢っ〜〜〜あぁ…｣
力が抜けたかのように私に体を預けたのでそっと背中に手を回した
降｢すまない…少しだけこうさせてくれ…｣
『好きなだけどーぞ』
誰もいない…静かな2人だけの中で…私達を囲うように桜は吹雪いていた
(ここから前回のバーボン編に行く)
〜〜〜
数週間後
私の歩くヒールの音…後ろには人影…
またか…と心の中で苦笑する
実は数週間前からストーカー被害に遭っている…
いつもは帰りに居るからな…朝って事はなかったんだけど…ちゃんと巻いてるし家バレもしてない
ちなみに私の出勤方法は歩きで交通機関を使う事は少ない…うん私も地下鉄で行こうかなぁ
今はつけられてるだけだから被害は無いけど、もしもの時に周りの人を巻き込むのは困る
こういう場合は降谷さん…というか上司に報告をした方がいいんだろうけどあの人にはあまり心配をかけたくないから…ただでさえ忙しいのにね…
7時50分か…出勤時間は8時…間に合わないか…
仕方ない…遅刻覚悟で巻くか
さぁーて…降谷さんへの言い訳考えておこう…
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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません！直しておきます！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀｀) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こみゅな | 作成日時：2021年6月15日 23時
