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ずっと…つけてくれたら ページ33

『あ、あの…降谷さん…』

降「…これも似合いそうだな…白…いや、このスカートも捨てがたい…」

降谷さんは服を両手に私の隣でブツブツと呟いてる

『降谷さん?あっちの方見てきますね』

降「ん?あぁ…」

凄い生半端な返事…どこの誰に渡すかなんて知らないけど…降谷さんが忙しいのは知ってるし…人間関係が大切ってことも知ってるけど…私そっちのけって…

店「なにかお探しですか?」

『え?あ、いえ、あそこにいる人の付き添いで』

店員さんが声をかけてくれたので私は指をさして答える

店「彼氏さんですか?」

『あ、いえ…彼氏ではないんです』

店「それは失礼しました。あ、お客様は髪が綺麗なので髪飾りなんかどうでしょう?」

『ありがとうございます。でも、今はこれが気に入ってるんです』

私がつけてる青いリボンを見せながら私は笑った

店「確かに凄く綺麗ですね。自分で買ったんですか?」

『ですよね!これはあの人がくれた物なんです』

未だ服とにらめっこしてる降谷さん…浮いてる…

店「!!頑張ってくださいね!」

それだけ残して店員さんは他の場所へ消えていった

頑張れ…?何を??

降「A」

名前を呼ばれ方を振り返ると降谷さんは小さな紙袋を持っていた

『降谷さん…買いたいものは見つかりましたか?』

降「あぁ…はい」

そう言って私の前にここの店の紙袋を渡してくる降谷にはてなマークを浮かべる

降「だから君にあげるって言ってるんだ!察しろ」

『え、そんな無茶な…えっと…ありがとうございます』

まって…恥ず…勝手に知らないさ女の人に渡すって思って嫉妬してんの…え、恥ずかし…

『開けていいですか?』

降「あぁ」

袋を開けると綺麗な青いピアス…青…私が1番好きな色…だって降谷さんの目と同じ色だもん

降「ずっと…つけてくれてたらなと思ってな…」

『へ?』

まって…降谷さん…なに?え?なんて?爆弾発言?え?気の所為?

混乱する頭に降谷さんは続けた

降「リボン見たいに…店員から聞いた」

店員…あ、あの「頑張ってください」って言ってた店員さん!降谷さんにチクったな…

『あ…えっと…その…』

やばい…どうしよう…絶対顔赤いよ…降谷さんには肩を掴まれていて距離が近い…まずい…バレる…

『あ…つ、つけます…』

精一杯振り絞った言葉はその4文字

降「…そうか…気に入ってもらって良かった」

そう呟いてまた歩き出す

無理…顔見れない…

そんな時私の肩を叩かれた

僕の…→←そんな趣味



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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません!直しておきます! (2021年6月24日 16時) (レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀`) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年6月15日 23時

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