不器用 ページ29
降谷side
様子がおかしいと思いポアロを早退きして部下に問ただせばAは例の犯人にハニトラを仕掛けに行ったと言われた
現場に行くと犯人はおとなしくパトカーに乗っていた僕は風見に頼みAを呼び出した
笑顔で俺に駆け寄ってきたAについ怒鳴ってしまった
『何をやってるんだお前は!』
俺にも相談せずに
『また1人で勝手な行動してこっちの身にもなってくれ』
君が僕の知らないところで危ない目にあっていると気が気じゃないんだ
『だいたいあのまま襲われたらどうするんだ!お前にそれを押し返す力なんてないだろ!』
お願いだもっと危機感を持ってくれ…それほど魅力的なんだ
『君はそれほど強くもないし術もないだろ!』
君はあくまでも女性…もっと自分を大切にしてくれ
『もう二度とするな、いいな?』
Aが居なくなるって考えたら怖いんだ…
貴「っ…ごめんなさい…迷惑でしたよね…すみません。私…勝手に1人で盛り上がっちゃって…」
『まて…!そう言う意味じゃ…!』
違う…君に謝って欲しいわけじゃない
貴「いいんです!本当に私が悪いんで…もう、ほんとに…本当私って学習能力低くてw…あ、すみません…私まだやること残ってるんで…」
あぁ…知ってるこの笑顔…無理やり貼っつけた不器用な笑顔…
お願いだ…そんな顔をしないでくれ
〜〜〜
コ「…で?それからAさんとは話してないわけ?」
ここはポアロ
コナンくんは呆れたようにそう呟いた
『そうなんだよね…コナンくんどうしたらいいと思う?』
コーヒーとレモンパイでコナンくんを釣りカウンターで頭を抱えていた
コ「安室さんって結構不器用だよね」
『え、不器用って言われたのは初めてだな…』
コ「だって、要はAさんの事が心配ってことでしょ?だったら素直にそう言えばいいのに」
アイスコーヒーを飲みながらぼそっとつぶやく
『いや、だってさ…そんなこと言って引かれたらどうする?一生立ち直れない自信がある』
コ「安室さんはAさんがそんな事で引くと思ってるの?」
『そんなわけないだろ!あの、優しいAがそんな事で引くか!』
食い気味で言うとコナンくんは引きつった笑みを浮かべてた…いつもの猫かぶりはどうしたんだ…
コ「Aさんとこうなった事は今まで無かったの?中学の時から一緒だったんでしょ?」
『そうだな…あるよ。1回だけ高校生の時にね…もう、あんな顔させないって決めてたんだけどな』
あぁ…今でも鮮明に覚えてるな
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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません!直しておきます! (2021年6月24日 16時) (レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀`) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年6月15日 23時