最後の賭け ページ28
『そこに置いてある練炭とガムテープ、ロープ…最初は仕事で使うものと思ったけどでも自 殺するものと気づいて…』
男「ははっ…流石公安警察だな…」
そう言って拳銃を下ろしていた
『まぁ、この手の推理は慣れてますから』
『どうして死のうと思ったんですか』
私の問に静かに口を開いた
男「別に理由なんてないよ。ただ生きる意味がないだけ。生きる意味のない人生なんてつまらないだろう」
そうつぶやいた男性は私をベッドに押し倒した
男「ただ最後に楽しい夜をすごそう」
片手で私の唇をなぞるように優しく触れた
…大丈夫…もうすぐ裕也さん達が…
ガチャっとドアが開く音がした
風「警察だ。そこを離れろ」
男「…やっぱりか…」
そうつぶやいて私の上に乗っていた男性はおとなしく私から離れた
『随分素直なんですね』
男「君の仲間が来たら僕はおとなしくついていく。来なかったらこのまま進めてたよ。まぁ…1種の掛けさ…最後のね」
そうして犯人は大人しく連行された
『あの…!生きてる意味はなくていいと思います。生きる意味って…自分が生きるために作り出したもの…生きる意味なんて…そんな重要じゃないと思います』
パトカーに乗ろうとしてる犯人に話しかけた
男「まいったなぁ…本気で君のことを好きになってしまいそうだ…」
『…ちゃんと…罪を償って、出てきた時は考えときます』
もちろんそんなことはありえないけど…お互いそれをわかった上で話した
男「いや遠慮しとくよ…その頃にはきっと僕はおじいちゃんになってるからな」
『確かに…そうですねぇ…』
ふたりでふふっと微笑み私は裕也さんに声をかけられ立ち去る
風「(大犯罪者の心に入り込むなんて…なんて子だ…)」
風「…降谷さんが呼んでるぞ」
『は?!え、な、なんで降谷さんが?!今日は1日ポアロだって…』
風「あの人のことだからな。きっと嗅ぎつけてきたんだろう」
これは褒めてもらうチャンスなのでは…?
私はそう思いルンルン気分で足を進めた
『あ、降谷さん!私の…』
私の実力です。褒めてください!と言おとして遮られた
降「何をやってるんだお前は!」
『えっ……』
突然の怒鳴り声に私は言葉を失った
降「また1人で勝手な行動してこっちの身にもなってくれ」
降「だいたいあのまま襲われたらどうするんだ!お前にそれを押し返す力なんてないだろ!」
怒られた…なんで?私は褒めて欲しかっただけなのに
あまりにも子供じみた考えに乾いた笑いが出た
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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません!直しておきます! (2021年6月24日 16時) (レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀`) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年6月15日 23時