…すまない ページ24
赤井side
貴「んー…秀一…降谷さんがねー?いつも怒ってばっかりなくせに自分の事は後回しにして…無茶ばっかりすの!」
完全に酔いが回ったのか顔が赤く呂律も回ってない状態になっていた
強い方とは言ってもやはりこの量を飲めば酔うんだな…
『そろそろ止めとけ…明日に響くぞ』
貴「んぁ…返してよ…まだ酔ってない」
Aからグラスを取り上げると取り返そうと立ち上がり腕を伸ばすがやはり届かない…
貴「……ねぇ、秀一…景光先輩は…生きてるよね…」
ボソッと呟いた言葉…Aは俺の服を掴んでいた
貴「景光先輩はちゃんと生きてて…秀一見たいに死亡偽装でFBIとかで保護プログラムに入ってるんだよね?」
貴「ねぇ…秀一…聞いてる?生きてるって…景光先輩は生きてるよって…言ってよ…ねぇ、降谷さんを悲しませないでよ…」
貴「ねぇ…なんで?…なんでこんなにも神様は意地悪なの?どうして…?降谷さんの大切な人…私の大切な人を奪っていくの?」
貴「…ねぇ…本当は生きてるんでしょ?…秀一ならなにか策があって…生きてるって…生きてるよって言ってよ!ねぇ…お願いだから…」
弱々しく泣きながら話すAに俺は謝る事しか出来なかった
『…すまない』
.
.
.
.
.
嘘つきで…
〜〜〜〜
泣き疲れて眠ってしまったか…
俺に寄りかかって寝てるAの顔は幼く…ほんとに28歳なのか…降谷くんと似て童顔だな…
にしても…
『少し無防備すぎだ』
仮にも小さい頃から知ってるとは言え俺だって男なんだがな…
ピーンポーン
もう、お迎えが来てしまったか…
『おい、A…起きろ、君のお迎えが来たぞ』
貴「ふる…ぁ…さん…?」
『そうだ降谷くんだ』
ピーンポーン、ピンポンピンポンピンポン
随分熱心なお迎えだな…降谷くんはAの事になると余裕がないみたいだ
眠そうなAを引っ張って玄関の戸を開ける
降「すみません、うちのがお邪魔してるようなのですが…あぁ…居ますね」
『良かった。随分酔ってしまったみたいで』
降「それは失礼しました。変な事してませんよね?」
『えぇ…もちろん、ですが…貴方に何か言われる筋合いもないですよね?』
降「何?!」
『あなたはAさんの何なんですか?恋人ではないみたいですし』
挑発するように言うと唇を噛んで言葉を詰まらせていた
『くれぐれも送り狼にはならないように』
そう言ってAを預け扉を閉めた
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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません!直しておきます! (2021年6月24日 16時) (レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀`) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年6月15日 23時