私と貴方の恋愛物語【降谷零】

仲良すぎ ページ13

『……は？何言ってるんですか？』

上司のとある言葉に私は首を傾げる

降｢だから、あのFBIが生きてるって言ってんだ！｣

『あの、FBIって秀一の事ですか？』

降｢あいつを名前で呼ぶな！そうだ！赤井が生きてる可能性が高いって言ってんだ！｣

この人のFBI嫌いはどうにかならないのかな…特に秀一に対して…

まぁ…景先輩の事は知ってる…全部降谷さんから聞いた

でも、あれは…秀一がどうこうってわけではないし…秀一を許せないって事はない…いや、私だって少しの黒い感情はある

秀一が悪くないとはちゃんとわかってる。でも…あの時守ってくれていたら…秀一だったらあの時どうにかできたんじゃないか…とか…

それでも…もしかしたら景先輩は生きてるんじゃないかって…思ってしまう…いや、違うな…生きてたらどんなにいい事かって…降谷さんの大切な人をこれ以上奪わないで欲しい

せめて、せめて景先輩が生きてたらって…

降｢…い…て…んの…じ…ろ…｣

降｢おい、A！｣

『わっ！！び、びっくりした…』

顔を覗きこんで大きな声を出した降谷さんに驚き私は椅子から落ちそうになる…その時も支えようとする素振りを見せた降谷さんはいい上司だと思う

絶対言わないけど…

降｢ちゃんと話し聞いていたか？｣

『えっ、あ…えっと…秀一がどうしたんですか？』

降｢やっぱり聞いていなかったか…赤井は今沖矢昴として生きてるみたいなんだ｣

『死亡偽造って事ですか？』

そんなまさか…頭撃ち抜かれてるのに…

いや、彼ならありそう…しぶとそうだし…

降｢あぁ…だから赤井の所に乗り込もうと思ってな｣

『…は？待ってください。その沖矢昴って言う人は秀一さんだって決まった訳じゃないんですよね？』

降｢だから、それを確かめに行くんだ！｣

『確かめに行くって…人違いだったらどうするんですか！？バカなんですか？学校首席さん』

降｢一々ムカつく言い方をする奴だな！まだ、根に持ってるのか！｣

『当たり前です。私結構根深いタイプなんですよ。降谷さんが中学の時に私の宿題を川に落としたことまだ忘れてませんから』

先生にめちゃくちゃ怒られたんだから…せっかく解いたのにやり直し…許せないよね

降｢あの時の…！だからそれは悪かったって言っただろ！やり直しも手伝って！｣

『当たり前じゃないですか！手伝わなかったら本気で許しません！』

降｢とにかくだ！もうすぐでピースが完成するんだ！｣


周り(((昔から仲良すぎだろ…後、仕事してください)))

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