警察官になった理由 ページ12
Noside
二人の男が自動販売機の近くでコーヒーを買っていた
風｢降谷さんはどうして警察になろうと思ったんですか？｣
そんな問いを投げかけたのは風見と言う部下だった
降｢何だ？突然？｣
コーヒーの缶を開けながら上司の降谷は首を傾げながら聞いた
風｢いえ、少し気になっただけです。気に触ったならすみません｣
降｢いや、構わない。そうだな…僕が警察を目指した理由はあいつを守りたいと思ったからだよ｣
風｢あいつって…Aの事ですか？｣
降｢あぁ…Aは中学2年の時に両親を無くしているんだ｣
その言葉に風見はだからあの時過去形だったのかと考えた
降｢あいつに素直な気持ちを伝えようとしてもなかなか言えなくてな…両親の葬式で壊れそうなぐらい泣き叫んでいるAを見てな…僕が守りたい、助けたいって実感したんだ。命に変えても守るってな｣
思い出すかのように降谷は天井を煽っていた
降｢そんなAに僕は『両親の変わりに僕が君を守るから』って…でも、Aは｢いらない。変わりなんていらないです。パパとママがいいんです｣って泣きながら言ってな｣
降｢そりゃそうだと思ったよ。苦しんでるAにつけ込んで最低だろ…僕が変わりにあいつを守ることが許されない｣
降｢それならAが住んでるこの国ごと守ってやるって決めたんだ｣
風｢そんな事があったんですね…｣
降｢あぁ…あいつが警察官になるって言った時はどうしようかと思ったがな…そろそろ戻るぞ｣
カランとコーヒーを捨て2人は足を進めた
貴｢裕也さん！遅かったですね。降谷さんと話してたんですか？｣
そう作業をしながら聞いてきたのはさっきあいつと呼ばれてた本人、風見の後輩のAだった
風｢あぁ…そうだな。Aはなんで警察になろうと思ったんだ？｣
貴｢何ですか？突然？んーそうだなぁ…｣
上司も後輩も同じ話の入り方で風見は思わず口角が緩む
貴｢何笑ってるんですか？気持ち悪いですね。まぁ、いいや、私のパパとママがFBIだったからって言うのもありますけど…1番は降谷さんの手助けをしたいって思ったからです｣
貴｢ほら、あの人すぐ無茶をするで…なんでも出来るから1人で抱え込んでしまいそうで、私は降谷さんみたいに技術もないし失敗ばかりだけど…隣で降谷さんを守れたらな…｣
2人ともお互いの為、お互いを守るためにに入った事を知った風見はそっと心の中で2人の結末がハッピーエンドな事を願った
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みゆき(プロフ) - ぷぅさん» あ、ほんとですね…すみません！直しておきます！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 6c98bfaccc (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんが風見さんに助けてを求めてる場面ですが、風見さんの下の名前は拓也じゃなくて裕也ですよ(´∀｀) (2021年6月24日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こみゅな | 作成日時：2021年6月15日 23時
