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番外編 ページ47

宇随さんの嫁になってから初めての宇随さんの誕生日

だけど…「おめでとう」の一言も言っていない…

ど、どうしよう…どうしたらいいんだ…

影でコソッと3人に祝われてる宇髄さんを見つめる

私なんかが祝わなくっても…いや、今日くらいは…今日はちゃんと感謝するって決めたんだから…!

今まで…宇髄さんの誕生日なんてちゃんと祝った事なかったし…どうしたら…

悩みに悩みまくったら…さらに混乱してきて…どうしたらいいかわかんなくなって…そしたらもう日が沈みかけてて

大丈夫…今日は私も宇髄さんも任務はない…まだ、時間はある…

『あ…宇髄…さん…』

私が名前を呼ぶとふいっとそっぽを向かれる

『あ…ご、ごめんなさい…』

宇「…はぁー…」←特に怒っちゃいないけどオドオドしてるAが可愛いので振りをしてるだけ

戸惑う私に深いため息をつきながら去ろうとする

呆れられた…

いや、私だって散々宇髄さんに酷いことしてきたのに自分がされて傷つくなんて自分勝手すぎる…

でも、勘違いされたまんまなんて…やだ…

じわっと目元が熱くなる

『…うっ…宇髄さんのばか…』

振り返った宇髄さんは私を見てぎょっとしてた

『そんなに怒んないでよ…私…ぐずっ』

『宇髄さんのばかぁ…』

宇「(あっちゃ〜〜〜……)」

宇「泣くな泣くな。別に怒っちゃいねぇよ(派手にやりすぎた…)」

ギュッと抱きしめられ私は声を漏らす

『わ、忘れてたわけじゃないの…何度もおめでとうって言おうと思ってた…』

『初めてだったの。大切な人の誕生日なんて…えた以外初めてで…ちゃんと祝いたかった…』

『でも、雛鶴さんとまきをさんと須磨さん…実弥とか…他にも色んな人に祝われてる宇髄さんを見て…わかんなくなっちゃったの…』

溢れた涙は止まることを知らずにポロポロ流れる

『わかんなくなっちゃったんだもん…どうやって祝ったらいいのか…』

『わかんなっ…祝ったことないから…うっ…』

『宇髄さんのばかぁ…』

宇「はいはい、悪かったな」

『宇髄さんの意地悪』

宇「そうだな〜。宇髄さん意地悪だったな」

宇「(馬鹿だな…どうだっていいんだよ。祝い方なんて…誰に祝ってもらうかなんだよ。こうゆうのは…)」

『…お誕生日おめでとう』

宇「よく言えました」

『今年はもっと大人になった方がいいと思う』

宇「…こんにゃろう」

〜〜〜〜

ちなみにAちゃんが用意してたプレゼント

\\\\\\肩たたき券//////

宇「5歳児かよ」きゅうん

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作者名:みゆき | 作成日時:2021年2月20日 23時

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