憎めない ページ12
『私は…鬼は憎くはないんだよね…。こんな事言ったら鬼殺隊として不謹慎かもしれないけど…』
私の隣に腰を下ろすタコ…ムカつくけど今は炭治郎達に話をしてるのでほっとこ…
『鬼になった人って辛い過去を持った人も多いの…だからどうしても憎めないんだよね』
『元は人間だったんだから…もちろん、鬼殺隊として鬼は滅するよ。でも、だからこそ私は人の弱みに漬け込んで苦しめてる鬼舞辻無惨を許さない…』
昔、柱の話を持ちかけられた時、御館様に聞いたことがあった…柱になってる人…鬼殺隊に入ってる人は鬼を憎んでいた…でも、私にはわからなかった…
そんな私は…鬼殺隊…しかも柱…私は向いてるのか…本当にこの道で合ってたのか…
〜〜〜〜
『御館様…私は鬼殺隊に向いてるのでしょうか?』
御「A…。それは答えることは出来ないよ」
御「もし、向いていないって言えばいつでも辞める逃げ道になる。向いてると言えば安心してこれからがダメになる」
『…御館様。ありがとうございました。私は鬼殺隊、氷柱として戦って行きたいと思います』
〜〜〜〜
炭「Aさんは優しいんですね」
善「顔だけじゃなくって心も綺麗なんてこんな完璧な人居る?!」
宇「当たり前だろ、なんたって俺の嫁だからな」
『嫁じゃない。勘違いするな』
炭「…だから禰豆子の事も?」
『うーん…ちょっと違うけどそんな感じ。見てみたかったの、人を食わない鬼を…。鬼と人仲良くなれること…。信じてみたかっただけだよ』
鬼は生きるために人を食らう…人は生きるために鬼を殺す…だから…信じたかったのかもね…
『ありがとね。私、もう行くね。またね、炭治郎、善逸』
善「はぁい!また!んふふ〜」
炭「あの!今度…禰豆子に会ってあげてください!」
『もちろん』
宇「あ、おい!置いていくなよ!お前ら、A狙ってるんだったら許さねぇからな」
後輩にこんな事言うなんて…本当大人気ない…そろそろ死んでくれなかな…あ、ついでにしのぶちゃんから毒貰って帰ろうかな…
いや、くれないわ…絶対くれないわ…
そもそも毒聞かないわ…なんだよ…チートじゃん()
はぁ…こんなタコの嫁なんて…ほんとについてない…
でも、まぁ…人を食わない鬼ねぇ…一緒に戦える…期待してるよ
君がいつか柱にます力になって…この世界を変えること…鬼舞辻無惨を倒す姿もね
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年2月20日 23時