元くノ一の氷柱は派手柱の嫁(仮)で派手柱が大嫌い (ページ2)

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御館様ページ2

宇｢Aこんな所に居たのか？風邪ひくぞ？｣

誰かと思ったらタコじゃん…せっかく今空見てたのに邪魔された…

『ちっ…黙れ。タコには関係ない。さっさと私の視界から消えて』

宇｢たく、素直じゃねぇなぁ…。嫁たちも心配してるから戻るぞ｣

なんて言われズルズルと引きづられる

やっぱりこいつ嫌いだわ…。ほんとになんでこんな事になっちゃったんだろ…あ、そうだ…私が柱になってすぐのころ…

～～～～
『御館様…どういったご要件でしょう？』

私が19のころ、あのタコ野郎と一緒に呼び出された

隣に座ってるだけで吐き気がする。今すぐこの場から去りたい…

御｢急に呼び出してすまないね。今日は2人に提案があって呼んだんだ｣

宇｢提案とは？｣

御｢A…。天元の嫁になる気はないかい？｣

は？？

御館様には？って言う訳にはいかないので心の中で

『……言ってることが理解出来かねます』

きっと…きっと聞き間違えだ…うん。そうだ。ありえない。うん、聞き間違えだよね

御｢そうだね…言い方を変えよう。夫婦にならないかい？｣

『…無理です！御館様！それだけは本当に無理です』

御｢そうか…天元はどうだい？｣

宇｢喜んで受け入れます。元々4人目の嫁にしたかった所です｣

嬉しそうに言うクソ野郎を睨むと笑顔でこっちを見返すので蹴り飛ばしてやろうかと思った

御｢Aどうしてやなんだい？｣

『全てが嫌なんです。このタ…この人といるだけで私は具合が悪くなります』

今、癒しの御館様が居てくれて良かった…居なかったら絶対私吐いてたよ…

御｢そうだね…でも、もう義勇と蜜璃に荷物を運んでもらってるんだよ｣

『え？…ど、どこにですか…？』

御｢天元の屋敷にだよ｣

『……』

やっぱり私とみぎゆも嫌いだわ…蜜璃ちゃんは許す

御｢それともAは私の言うことは間違ってると思ってるのかな？｣

宇｢おい｣

ここは賛成してるって言えと目で訴えるタコ

『…その質問はずるいです』

宇｢は？｣

御｢おや？どうしてだい？｣

『もし、合ってると言えば私は嫁になるざる終えないでしょう。間違ってると言えば御館様は興味を無くすでしょ？』

御｢Aも言うようになったね｣

『御館様から言い始めたんですよ』

御｢じゃあ、こうしよう｣

御｢嫁(仮)って言うのはどうだい？｣

宇｢(仮)ですか？｣

御｢うん。Aに好きな人や恋仲の人が現れたらそこで嫁は終了。もちろん嘘はダメだからね｣

『……御意』

あの時結局折れたのは私だった