怪盗クイーンレッドは恋をした4【名探偵コナン】【まじっく快斗】

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Noside

快｢なぁなぁ！寺井ちゃん！どう思う？完全に脈アリじゃね？脈アリどころか両思いじゃね？｣

帰ってきてからずっと興奮しながら喋り続ける快斗とにこっそりため息をつく寺井

寺｢それで…？お坊っちゃまのお気持ちはお伝えになったんですか？｣

快｢……えっ…それは…｣

口をもごもごしながら言う快斗にもう一度ため息をつく

寺｢なんの確認も取らずにキスをしたのですか？｣

寺井の言葉に快斗は首を縦に振ることしか出来なかった

それをみた寺井はため息をついた

寺「無理やりキスをするのは痴漢と同じ強制猥褻罪ですよ？」

快「はぁ！？ちっ、ちかっ！？」

寺「Aお嬢様のことです。快斗お坊ちゃまの気持ちに気づかれてないと思いますよ」

まるでトドメを刺すように言い放った寺井に、快斗は顔を青くしている

快「…ま、まじで？…俺痴漢なの？」

別に痴漢ではないが

寺「そうです、痴漢でございます」

と、言えば快斗はまるで死んだかのようにピクリとも動かなくなってしまった

明日想いを伝えよう

Aのことだ…少し怒りながらも許してくれる。笑いながらまた隣を歩いてくれる。照れながらも受け入れてくれる

快斗はそう考えていた。そうだと思っていた

だけどAはあれから家には帰っていなく、メールも電話も出ることがなかった

快｢……そっちがその気なら｣

快斗は唇を噛み締めながら小さく呟いた

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