怪盗クイーンレッドは恋をした4【名探偵コナン】【まじっく快斗】

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快斗が来てないことを確認して私はいつもの部屋に入りドアを閉めた

冴｢来たな？問題児｣

『はぁはぁ…』

冴木先生はドアを閉めた瞬間その場に座り込んだ私を見下ろしながら言う

冴｢まさか黒羽を突き飛ばすとはなぁ…｣

『…知ってるんですか？』

息切れをしてる私に｢ほい、これ｣とコーラを差し出してくれた。私はお礼を言って受け取る

冴｢そりゃな…なんな暴れてたら情報だって入ってくるし何よりこの部屋から見えてるしな｣

冴木先生はコーヒーを飲みながら窓を指す。そこは私がさっき快斗を突き飛ばした場所が見えた

『えへへ…すみません』

冴｢お前さぁーそろそろ黒羽と話したら？｣

『無理です。今は話せません。顔も見れないです』

冴｢まぁいいけど…ちゃんと落ち着いたら話すんだぞ？このままだと辛いだろ？｣

『…うん。ごめんね？冴木先生…迷惑かけて』

私はコーラを見つめながらそっと呟いた

冴｢んなの今更だろw校則破りまくってるんだから慣れっこだっての｣

冴｢それに子供は大人を頼ってなんぼなの、教師は生徒の事を甘やかすのも仕事なんだ｣

そんな優しい言葉に今まで我慢してた涙が溢れてきた

冴｢次の授業は？｣

『うっ…ぐえっ…ひっく…数学ですぅ…ぐずっ』

冴｢あ、じゃあモブヲ先生だな？モブヲ先生には俺から上手く誤魔化しといてやるから落ち着くまでこの部屋好きに使え｣

冴｢俺は授業があるから見てやれねぇけど…なんかあったら3年B組に居っから。声かけて｣

｢頑張れよ｣と私の頭に大きな手を載せられ少し乱暴に頭をなでられる

そうして冴木先生は国語準備室を出ていった

冴｢…あいつの事結構気に入ってたんだけどな｣

と、扉がしまった後に呟いた冴木先生の声は私の耳には聞こえるはずもなかった







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作者から

意外に冴木先生も好きなんですよね？！なんか、あっちもこっちも切ないよね…幸せになって欲しい←作った人

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