【逆先夏目】実験動物

No.6 連絡 ※追記あり ページ8

暴言じみた言葉が出てきます。

ｰｰｰｰｰｰ

『釣り合わない』
、知ってる。
『あんたみたいなブスより、私の方がよっぽど私の方が夏目くんのこと分かってる』
、知ってる。
『さっさと居なくなればいいのに』
、知ってる。
『調子にのるな』
、知ってる。

全部全部分かってる。


パラパラと自分の机で手紙を読んでいると、ふと、ひとつ明らかに内容の違うものを見つけた。

『今日の放課後、倉庫裏で待ってます。』

、こういうタイプか。

たまにいる。
直接会おうと言う人が。
内容は様々で、リンチだったり、私に近づくことで夏目とも近づこうとしたり。
確かなのは裏があるということ。
…この分だと。


「はぁ。」


ため息をひとつおとし、携帯の通信アプリを開く。
そこに打った内容は、
『今日は一緒に帰れない』というもの。
そうすると、いつも通りすぐに返事が返ってくる。
正直にいうと、嬉しい。が、これもまた、私が実験動物だからだろう。

『理由は？』
『なんか手紙貰った。放課後、会いに行かなきゃいけないし。』
『そう。』

単純に、すぐ切られる通信。
いじめが夏目にばれる訳にはいかない。

夏目は優しいから、多分、助けてくれるけど、それに甘えてはいけない。
それに、単に、痣だらけで、醜い私を知られたくない。

スマホの画面をボーっと眺めていると、耳を貫いたチャイム。

…うるさい。
さすがにどうかと、思うぞ。この音量は。
設計ミスだな。

やれやれと思いながら先生が入ってくるのを眺める。
連絡ごとは、今日は短縮日課だということ。
…なんだ。だったら夏目に連絡する必要なかったじゃん。
結局は一緒に帰れるんだし。

まぁ、そう簡単に許してくれるとは思わないけど。


ｰｰｰｰｰ


実は作者目が悪いんですよ(唐突)。
近視乱視色盲も少し入ってます。

なので、5度見くらいしました。
お気に入り登録…42人…。


あ、ありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす！！！！！！

なんか気づいたらお気に入り登録沢山されてまして、本当に夢かと…。

更新亀さんだし、内容もアレですが、この作品が少しでも明日の糧になればと思います。

これからもよろしくお願いします！


今一度宣伝します。
La prochaine fois【朔間零】

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