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雪村さんside
薬品の確認をしようとしていたら、緋山先生に呼ばれなぜか、緋山先生の妹さんを半ば無理やり抱かされた。
いや、子供とか苦手だし…
緋山「ほら、ぼーっと突っ立ってないで、椅子に座ってこっち向かせて。」
どうしたらいいのか分からず抱っこをしたまま固まっていると、緋山先生に促されて言われたとうりにする。
熱があるせいか自力で体を支えようとしないから難しい。
緋山「…ちがう。」
『へ？』
緋山「…こう。ほら、ちゃんと支えて。」
Aちゃん…名前あってるよね？
を支えていたら違ってたみたいで、緋山先生に直された。
もう。自分でちゃんと座りなさいよ。
支えるのも楽じゃないんだから。
って、言いたい。
そんなこと言ってしまったら泣き出しそうだし、緋山先生にも怒られそうでそうなったら絶対面倒だから、既に喉まで来ている言葉を頑張って飲み込む。
A「…もう、終わりぃ。」
緋山「だめ。まだ。」
あーもう。
体動かさないでよ。落ちたいの？
緋山「顔、怖い。あんたさ、もうちょっと愛想良くできないの？A、怖がってんじゃん。」
『すみません。』
そんなこと言われたって、もともとこういう顔だし。
っていうか、看護師にそこまで求める意味がわかんない。
緋山「…さてと。じゃ、これやるから。よろしく。」
まじかよ…。
妹さんの死角になるところで緋山先生が見せてきたのが、鼻腔用滅菌綿棒。
絶対泣くじゃん。
緋山「よし。A、ちょっと上向いてね…」
A「…いやぁ。」
緋山先生の一言で何をされるのか察したのか、泣きながら懸命に鼻を押さえる妹さん。
緋山「嫌じゃありませんー。ほら、腕と頭おさえて。」
『はい…。』
いや、頭はまだしも腕ってどうやって押さえるのよ。
白石「…どうしたの？」
どうしたらいいものか。と悩んでいると、手が空いたのか白石先生が来た。
緋山「あ、白石。丁度いいところに。ちょっと手伝って。」
白石「…あー。なるほど。分かった。Aー？おいでー。」
白石先生は緋山先生の持ってるものを見て状況を把握したらしく、妹さんを抱き抱えると慣れた手つきで押さえる。
A「いやーーっ」
白石「ごめんねー。ちょっとの我慢だからねー。」
緋山「…はい、終わり。これ、検査に回しといて。」
サッと綿棒を抜くと渡されたから、受け取り検査に回すために医局を後にした。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
