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緋山先生side
ヒントをだしたはずなのに分からないようで、アホみたいな顔して聞いてくる白石にしょうがないから説明した。
優等生キャラのくせに・・・
Aには家が水浸しになって住めなくなったことを言っていない。すなわち、ここに白石と住んでいるということも言っていない。荷物やら服やら全てだめになったことも。
白石「へ？なら、言ったらいいじゃない。」
全て話すと、またアホみたいな顔でそう返してきた。
普通に言えてたらこんな悩んでないっつーの。
『はぁ・・・言えるわけ無いでしょ。』
このまま言わないわけにはいかない。ホテルに泊まらすわけにも、やっとでた外泊許可をキャンセルする分にもいかない。
でも、もし、もしだよ？白石と住んでることは言えても全てだめになったことをAに言って、もし、ショックでまた体調くずしたら・・・って考えると言うに言えない。医者のくせにね。
なんてことを白石に言えるわけなく、同居人の腑に落ちなそうな顔を残し、モヤモヤした気持ちを忘れるようにさっさと寝ることにした。
・・・・・
『はぁ・・・』
朝になり解決方法が思い浮かぶわけでもなく、なんとか仕事をこなし・・・だぶんこなせてた・・・と思う。
そして今はAの病室の前。
『・・・よし。』
ため息を数回つき、意を決して病室の扉を開ける。
A「あ！お姉ちゃん！」
『よっ。』
病室に入るな否や、ベッドの机でなにかしていたらしいAがこちらに気づき、ぱあっと笑顔になった。
はぁ・・・。この笑顔をこれから自分の言葉で壊すのか。。
そんなことを考えると足取りが重くなり、いつもは数歩の距離にあるAのベッドがどこまでも遠く感じた。
A「？お姉ちゃん？」
なんて言う？なんて言い出す？そんなことを考えていたらいつの間にかAの元にたどり着いていて、Aが不思議そうに聞いてきた。
『な、なに。』
A「んー・・・。はっ！恋の悩み事ですね？緒方さんと何かありましたか？」
『はぁ？何いってんの？がきんちょのくせに。』
こちらの顔をまじまじと見てきたから何を言うのかと思ったら、恋とか・・・。
ま、悩んでなくもない・・・じゃなくて、子どものくせに恋なんて破廉恥なことを知ってんのよ。
A「がきんちょじゃないーっ。・・・何かあったの？」
Aは反論してきたが、その後すぐに心配そうな顔で聞いてきた。
はぁ。なに妹に心配かけてんのよ。私。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
