99.A様リクエスト. ページ49
白石先生side
『・・・どうしたの？』
仕事が終わり２人して晩酌中ふと、隣にいる同居人が頬杖を付きおつまみのピスタチオの皮を机の上で頬杖をついていない方の手でいじりながら、ため息をついたので聞いてみた。
緋山「・・・はぁ。」
え？今私の顔を見て溜息ついた？
『え？私？なに？なんなのよ。』
私のことかと驚き聞いてみる。
緋山「・・・はぁ。いや、大したことじゃないの。大したことじゃないんだけどさ・・・。」
緋山先生はそこまでいうと、ぐいっと飲みかけの缶ビールを一口飲みまた１つため息をついた。
大したことないと言うような顔をしていないのよ。
てか、そこまで言ってそこまでの表情や態度をとっておいてなんで言わないのよ。聞いてほしいんじゃないの？
『大したことないなら言ってみてよ。』
じれったくて問いただしたい気持ちをなんとか抑えながら、全然気になってない風を装って聞く。
緋山「・・・白石。」
『は、はい。』
いきなり緋山先生がこちらを向いて正座をし、なにか神妙な顔つきで話し始めたのでつられて正座をし向き合う。
つい、はい。なんて返事をしててしまった。ついでに背筋もピンと伸びている。
なに？え？怖い。私なにかしたかな？それとも、、、
背筋に冷や汗が伝う。
緋山「Aに外泊許可が出ました。」
生唾を飲んで次の言葉を待っていると、意を決したようにまっすぐ目を合わせたままそう言ってきた。
『あ、そうなんだー。よかった・・・え？！今、外泊許可って言った？！』
全く思っていなかった言葉にびっくりして、言ってる途中で緋山先生の言葉の意味に気づく。
緋山「言った。」
驚きと嬉しさで少しアルコールが入っているのもあって興奮している私とは反対に、冷静にそういう目の前の同居人。
『・・・あれ？でも待って？嬉しいことなのになんでそんなため息ついてたの？」
緋山先生の冷静さに影響されてこちらも少し落ち着いてきたところでふと、疑問に思ったので聞いてみる。
緋山「はぁ・・・なんでわっかんないかな。」
緋山先生は私の問に呆れたようにため息まじりにそう言うと、姿勢を戻して缶に口をつける。
『えっと・・・わからない。』
緋山「はぁ。今の状況見て。」
少し考えてみたが答えが出なかったので聞いてみると、また呆れたようにそういうので周りを１周ぐるりと首を回してみるが、いつもと変わらない私の家の風景が広がっているだけ。
どういうこと・・・？
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
