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藍沢先生side
機嫌の戻ったAと席に戻ると藤川が文句を言いかけてたから、黙らせようと手の近くにあったハンバーガーを押し込んだ。
そんなことAに聞かせたら傷つくだろうから。
A「あはははっ。」
笑い声が聞こえたので隣を見るとAが腹を抱えて笑っていた。
…Aってこんな声出して笑うんだ。
…
A「ねぇ！次、あっち行きたい！」
昼の件以降、Aは午前中とは打って変わって明るくなった。
今も俺の手を引いて笑顔で行きたい方向を指さしている。
でも、もう16時だ。
そろそろ帰らないとAの体力的にも危険だ。
『もうダメだ。』
A「えー…まだ見てないとこあるのにー。」
藤川「そーだ！まだ見て…んぐ！」
賛同しようとする藤川の頬を手で挟み、タコのような顔をさせ止めさせる。
『はぁ…A、今日はいつもより沢山動いた。ましてや環境もいつもと違う。だから、今は元気でも疲れているんだ…土産買って帰ろう。』
どうしたらいいかと指を擦り少し考えた。
Aの目線に合わせてしゃがみ、できるだけゆっくり伝えてみる。
A「…わかった。」
そのままAの反応を待ってみると、視線は外されたものの渋々だが了解してくれた。
『よし。』
Aの頭をひとなでして手を取り土産屋へ向かう。
藤川「おーい！俺は蚊帳の外かよー！俺も混ぜてくれよー！」
後ろから何か言ってきているが反応せずに土産屋へ入った。
…
『…はぁ。』
A「んふふ。」
土産屋から出た俺と藤川の両手には大きな袋。
中身は説明するまででもない。Aが選んだものだ。
…
土産屋に入るないなや、目を輝かかせ店じゅうを周り、両手に抱えて俺の前に立つちっこいやつ。
『…これはなんだ。』
まさか全部買うんじゃないだろうと思い聞いてみる。
A「んとね、お土産！」
『…全部か。』
A「うん！でもね、まだ足りない！」
そう笑顔で返され文字通り頭を抱えた。
緋山はどんな教育してるんだ。
藤川「藍沢！Aちゃん！これみてよ！かわいいよなー！これ渡したら、はるか喜ぶだろうなー！」
ため息が出そうになっていると、土産屋に入ってから見てなかった藤川が奥からぬいぐるみを持ってやってきた。
そして、そんなこと言いながら両手にぬいぐるみを持ちニタニタしながら見ている。
A「ほんとだ！かわいー！！ぜーったいはるちゃん喜ぶよ！」
藤川「だーよなー！」
あ、もう無理だ。全部買おう。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
