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Aside
藤川(お姉ちゃんが呼び捨てでいいって言った)が再び売店に向かったとき、ふと下腹部に違和感を感じた。
…トイレ行きたい。
そういえば、おねしょで起きてからトイレに行きたくなかったから今日まだ1回も行ってない…
藍沢先生に言おう…
『藍沢先生…』
藍沢「なんだ？」
売店の方を見ていた藍沢先生がこっちを向いてくれたけど…
『な、なんでも…ない…』
藍沢「そうか。」
言えない…
男の人にトイレとか…
しかも、知らないところのトイレは1人で入るの怖いけど藍沢先生は男の人だから一緒に入れないし…
藍沢先生は少し不思議そうな顔をしたけど、また売店の方を見てる。
…どうしよう。
気づいてからさらにトイレに行きたくなってきた。
気を紛らわせようと周りを見渡すと、赤ちゃんが目に入った。
赤ちゃんならおむつしてるからトイレに行かなくていいんだよな。いいな…
『…っ』
危ない。
普段、夜に履いてるせいか一瞬おむつを履いている感覚になってしまい出かけたからつい、押さえてしまった。
藍沢「…行くぞ。」
『へ？』
急に藍沢先生に話しかけられ変な声を出してしまった。
恥ずかしいから押さえていた手をパッと離すと、藍沢先生は私の手を取り無言で歩き出したからついて行く。
…
気づかれないようにできるだけ平然を装ってついて行くと、段々トイレらしき建物が近づいてきた。
藍沢 「…行ってこい。」
トイレの入口に着くとそう言って手を離されてしまった。
バレてたんだ…
恥ずかしい…
藍沢「どうした？」
俯いていて動かないでいると声をかけてくれた。
怖くて1人じゃ入れない。なんて、この恥ずかしい状況で言えない…
『…ぁ。』
意をけして女子トイレに向かって数歩歩いたところで決壊。
私はただただ足元に広がっていく水たまりを見るしかできなかった。
呆然としていると、誰かに手を引かれた。
びっくりして見ると藍沢先生だ。
藍沢先生に手を引かれ、多目的トイレに入ると藍沢先生は無表情で私の背負っているリュックの中から着替えを出してくれて着替えさせてくれた。
藍沢「…さすがに、靴はないな。」
汚れた服を袋に入れてリュックの中を再度除きながら呟くと、濡れた靴と私を抱っこしてトイレから出る。
…
「いらっしゃいませー。」
少しして自動ドアが開くと、おばさんの元気な声が聞こえてきた。
お土産屋さん…？今、お土産買うの…？
不思議に思って藍沢先生を見るとなにか探してるようだった。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
