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藍沢先生side
ふと、左手に違和感を感じて見るとAが不安そうに中指を握っていた。
『はぁ…藤川、諦めろ。もう行くぞ。』
藤川「えー…ま、そうだな。今日1日遊んでる間に懐いてくれるよな！よし、行くか！」
なんだこいつ。忙しいやつだな。と表情をコロコロ変える藤川を見て思いながら、藤川のあとに続いて動物園の入口をくぐった。
…
藤川「お！パンダがいるぞ！」
入園口の近くに目玉のパンダが居る。
大袈裟に藤川が指をさして言い、近づくとAも興味があるようで控えめだが、ガラスに手を付きパンダに釘付けに。
藤川「かわいいなー。」
藤川がAの隣にしゃがんで言うと、Aはこくりと頷いた。
藤川「藍沢！見た？！Aちゃんが反応してくれた！」
Aが藤川の言葉に頷いたのを見て、俺に向かって言ってきた。
どっちが子供かわからんな。
…
園内をいろんな動物を見つつ散策していると、ふれあいコーナーがあった。
うさぎを触れるみたいだ。
藤川「Aちゃん、入ってみようか！」
藤川はふれあいコーナーを見つけると直ぐにAに言い入っていく。
それに続いてAと入り中の方へ進もうとすると腕が後ろに引っ張られて見ると、Aが怖がって固まっているようだ。
Aの足元にはうさぎが2羽よってきていて、泣きそうになっている。
『…ほら、怖くないぞ。』
怖がっているAを抱き上げしゃがみ、抱いていない方の手でうさぎを撫でてみる。
すると、恐る恐るうさぎに手を伸ばしタッチして手を引っ込め抱きついてきた。
『怖いか。藤川、もういくぞ。』
これ以上、無理をさせるのはいけないと思い少し離れたところで楽しそうにしている藤川に声をかけ、ふれあいコーナーを後にした。
…
『そろそろ昼だな。』
売店の前を通ると平日とはいえにぎわっているのをみて時計を見ると11:52を示している。
藤川「おっ、もうこんな時間かー。俺、なんか売店で買ってくるから2人は椅子に座ってて。」
そう、売店に向かいながら顔だけこっちに向けて言う藤川を見送り、空いているテーブルと椅子を見つけAを座らせる。
隣に俺も座り、周りを見渡す。
平日だからかベビーカーを傍においている家族や若いカップルが多い。
藤川「お待たせー！取り敢えずポテトと飲み物。」
少しするとトレーを手に藤川が戻ってきて、ポテト1つと飲み物を持ってきてテーブルに置くとまた売店に戻って行った。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
