85 藍様リクエスト. ページ36
藍沢先生side
藤川「Aちゃん、緊張してるー？藍沢みたいな顔になってるぞー？」
『無愛想な顔で悪かったな。』
藤川「そっ、そこまでいってないだろー？…ねー？怖いなー藍沢先生。」
藤川が懐いてもらおうとしゃがんで必死に話しかけているが、緋山の妹…Aは反応していない。
こんな光景が目の前で10分は繰り広げられている。
……
藤川「な、な、緋山。」
緋山「なによ。朝っぱらから…その顔とテンションは。」
朝の引き継ぎなどが終わりタブレット片手にスタッフルームへ戻ると、藤川がハイテンションでソファーに座っていた緋山の隣りに座って話しかけていた。
緋山は面倒くさそうに顔をしかめ、体を藤川と反対方向へそっている。
藤川「俺さ、はるかとこれから家族になるわけじゃん。んで考えたのよ。はるかが安心していつでも子どもを産めるように、いいパパになるってさ。」
緋山「…はぁ。だからなに？そろそろICU行かなきゃなんだけど。」
藤川「ちょ、冷たいなー。緋山って妹いるだろ？Aちゃんだっけ？1日だけでいいからパパになる練習をするんだよ。」
緋山「意味わかんない。てか、あんたに預けられるわけないでしょ。」
コーヒーを入れながら聞いたら、なんの脈絡もなくそんなことを話しているから飽きれた。
緋山の言うとうりだ。意味もわからないしアイツに預けられるわけ…
橘「いいんじゃないか？」
緋山「橘先生？！」
椅子に座り書類に目を通していた橘先生が突然、藤川と緋山の方を向きそう言った。
少し遅れて自分も2人を見ると緋山は驚いている。当然だ。俺も驚いて動作が一瞬止まった。
藤川はと言うと目をキラキラさせて喜んでいる。
尻尾が生えていたら引きちぎれるほど降っているだろう。
藤川「でっすよねー！」
緋山「橘先生、どういう？！」
橘「ゆうすけが産まれた時な、恥ずかしいんだが俺、親っていう自覚があまりわかなくて接し方にも戸惑ったんだ。仕事もあって三井に任せきりにしてしまった。だから、藤川の考えはとてもいいと思うんだ。それに、最近Aの体調も良さそうだしな。」
緋山「橘先生…」
橘「もちろん、藤川だけだと心配だから…よし。藍沢も一緒に頼むな。」
藤川「ちょ、橘先生…」
橘先生がボードを見ながら俺を指名してきた。
そうだ、明日俺と藤川が休みだったんだ…
緋山 「じゃあ、私も…って、明日フライトじゃん…」
緋山が立ち上がりボードを見ながら落胆した。
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みろ(プロフ) - グレースさん» ありがとうございます。不定期で亀更新ですが、今後ともよろしくお願いします。 (2020年2月5日 15時) (
レス) id: 9312d2e793 (このIDを非表示/違反報告)
グレース(プロフ) - いつも楽しみにしています。応援しています。 (2020年2月4日 15時) (レス) id: e700f054fe (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 真衣さん» ありがとうございます。遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - lm00n16arielkidさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。かしこまりました。私なりに頑張りますのでよろしくお願いします。 (2019年9月12日 14時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年11月14日 0時
